ネット上で使用される著作物と著作権について。

 非常にデリケートな問題ですので、今まで避けていたのですが、中谷さんの無重力実験とアニメについてや、古蛇さんのうわっつらな進化する日々などで取り上げられていたので、それに乗っかってみます。こういう時、チキンな自分に完敗です。
どうでも良いのですが、片や科学者(まだ学生さんですが、こう言わせていただきます)、片やプログラマさんの理系のコンビです。いきなり脱線しますが、「理系・文系」と言う概念は実は「文系」を名乗る、「努力を怠った人」の妄言なのではないか。脱線終わり。

続きを読む場合は一度参考リンクへ飛んで頂いた方が拙い僕の駄文も理解し易いかな、と思ったり。


参考リンク・文化庁ホームページ著作権なるほど質問箱  著作権法を流し読みしたり、幾つかの気になるクエスチョンを見てみたところ、要は、

「著作者の許可なくネット上で画像を使用してはならない」

と言うことですね。よく言われている「引用ならば良いのではないか?」との問いの答えは「公衆送信(=ネット公開)をする以上は著作者の了解が必要」になるのでしょうね。
文章による引用と違って、画像は殊更に複雑な様ですが。

で、「文章による引用」ですが、まぬけづらってば感想文を書く際に「あらすじ」を書いているじゃないですか。
あれ、どうも違法の様です。

「ごく短い内容紹介」や「キャッチコピー程度のもの」ならばOKですが、「要約(ダイジェスト)」は不可らしいです。

たとえば、源氏物語の「あらすじ」を書く際には

「女児誘拐・監禁犯の一生と、その息子の半生」

ならばOKですが、

平安時代に帝になれる要素の全てを持っていたが、臣籍降下した光源氏という男がいた。彼は紆余曲折を経て準太政天皇まで登り詰めるが、正妻と“事実上の正妻”の両方を切り捨て若い娘に溺れる。だが、その若い娘も他の男との密通を果してしまう。密通で生まれた男は実の妹に恋をするが、結局は結ばれずに物語は終結してしまう。『貴族社会の退廃感と世の無常』を描いた作品」

まで書いたらNG。ちなみに、当然のことですが、源氏物語著作権保護期間はとっくの昔に過ぎています(笑)

これはうちも方針転換せねばならないようですね。面倒なので以前の記事はそのままにしておきますが、これからの「あらすじ」はキャッチコピー程度にしようと思います。なんてこった。

そうそう、その作品の宣伝目的であっても、著作者の了解が無ければNGです。まぬけづらはキャプチャー画像を使用しているブログさんや、詳細なあらすじを書いていらしているブログさんとも付き合いがありますが、敢えて注意を行おうとは思いません。法律に疎いであろう小中学生さんはいませんから、ある程度のリスクを覚悟しているのでしょう。その『リスク』が何も法律的なリスクだけでないことは、「著作権」が存在している以上分かっているのでしょうし。