雑記とか その99「あれ、やっつけ更新になってからもう直ぐ100回?つか、もうすぐ4周年じゃんよ('A`)」

 なんか僕が「○○から通ってます」と話すと周囲のひとには驚かれます。えー。

 そんなこんなで、既にゾンビ状態の僕ではありますが、それでももしかしたら元気であると言えるのかもしれません。分からない、よくは分からない。とりあえず毎日4~6時間は眠れています。だからたぶん僕は幸せなのでしょう。「(棚の脇にある床へ段ボールを敷いた即席ベッドで)3日で4時間しか寝てない」とか「あそこ(棚の脇にある床へ段ボールを敷いた即席ベッドのこと)寝心地いいよね」とか言っているひとたちがどうも普通のようですし。

神様ドォルズ 第1巻~第4巻
 なんか変態のひとに「ああ、なんかアニオタってそういうの好きだよね(笑)」的なことを言われました。
 ……僕は月刊化したときからのGUM信者で、バスタードが連載し始めてからのウルトラジャンプ購読者。そんな僕がやまむらはじめさんを好まないわけがないじゃないですかっ。

 本作は割といつも通りのやまむらはじめ節。挫けた目を隠した男の子と、勝気な女の子のお話です。(いいのかこんな説明で)

 自らの獣性に怯え、抑えようとする匡平と、それに惹かれる阿幾の関係性は間違いなく何かを狙っている感があったりなかったり。
 悪夢のような因習に縛られた村落、血のつながりが、身体のつながりがどうなっているのか、そしてその影響で何が起こっているのかが、気になるなー。

 匡平に求められている「決然とした態度」って実は隻や、村の秘儀に関わることよりも、阿幾や自分自身のこと、というのが気持ち良い。

 匡平が殴りたいのは阿幾じゃない。阿幾が引き出したいのは、匡平のなかにある“自分と近しい部分”というよりも、もしかすると匡平というひとつの独立した自我……というか、しがらみから解放された彼、であるのかもな。

 彼は匡平に憧れていて、それは「黒く大きな力」そのものよりも、たぶん「自由」なのだろう、と思うので。解放された、自由な彼を見ることで、阿幾自身もそこに何かを仮託したいのではないかな。破滅を求めているのか、というと、たぶんそうではないのでしょう。

 人間の心を、神の力を持つ人形に宿して、じゃあそれはいったい何者なのかな。逆は、巫なのですけどね。

 「せいぜい戦車一台程度の力」で、神とか言っちゃうと、それこそ人間は既に誰しもが機会さえあれば神になり得る、とも言えてちょっぴり大仰。それが核兵器ほどの力を持つとしても、あんまり変わらない。ひとがひとである限り、“社会”を必要とする限り、ひとを超えることはできないような、そんな気がするのですけどもー。
神様ドォルズ 1 (1) (サンデーGXコミックス)神様ドォルズ 1 (1) (サンデーGXコミックス)
著者:やまむら はじめ
販売元:小学館
発売日:2007-07-19
おすすめ度:4.0
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天空のユミナ 黒河雲母ルートクリア
 ……雲母は特に魅力を感じなかったかな。

 彼女の物語は当然ながら彼女自身の歴史、道程が絡まり合って表現されるわけなのですが、プレイヤーに見える範囲には情報が乏しく、あっさりし過ぎていた、という印象。そもそも、彼女の人格形成、というか、変化の過程が読めない、というのは痛かったかなあ。

 歩武の恋心も、よく分からなかった。
 流されてしまっただけのように思えて、その気持ちを徐々に真実誠実な想いに育てる過程も曖昧で、ロマンスとしてもあまり燃え上がるものがなかったのも残念。学園編でもっと雲母と仲良くさせてあげてくださいな。

 宇宙編での関係性構築も、スピード感あり過ぎてちょっとついていけなかった部分もありました。

 ユミナルートに期待。彼女は、ゲーム全体を通して表現したいモノが詰まっているように、僕には感じられるので。

 ……RPG的にはラスボスが雑魚なのがいかんともしがたく、単調なダンジョンパートも苦痛。つまらなくはないのだけれど、戦闘は各章に1回とかでよかったなー。