エルフェンリート 最終話『不還』の感想文です。

 何て言うのかなぁ……。

 中盤ぐらいまで…いや、ツンデレ幼ルーシーぐらいまでは良かったんですよ。

 それがだんだん、ね。個人的な評価が下がっていっている訳です。

 印象に残っている良かったシーン↓

 ●蔵間室長がマリコと一緒に……

 このシーンが今回で1番良かったかもしれないです。この作品のメインパートの主人公がコウタ(ルーシー)なら、裏パートは室長であったと思います。

 ●食事中にナナが半泣きで「こんなに楽しいことが一杯あるのに……」

 ここも良かったです。ナナかわいいよナナ。

 何か微妙だと感じたシーン↓

 ●コウタとルーシーがラブラブしているシーン

 ああ言うのが無いとルーシーに救いが無いだろうってのは分かっています。分かっていますけど……。

 ●ルーシーが警官隊(特殊部隊でしたってけ?)に突っ込んでいって、角が飛ぶシーン。

 別に違和感を感じたとかそう言うのでないんですが、「アリガチ」だと感じました。
 「こう締めるのか……。別にいいけど、もっと意外性が欲しかったなぁ」
 みたいな。


 蛇足だろう/いらないでしょう。↓

 ●室長がマリコを抱えて階段を下りている時に兵隊さんが死ぬシーン。

 これはねぇ、マリコ頑張り過ぎですよね。このシーンで菩薩像がチラチラと出ていたのには、『母性』の象徴なのか、『(仏様に見守られての)穏やかな/安らかな死』の象徴なのか。きっとそんな感じだったんでしょうねぇ。

 ●ラストでルーシーっぽい人が訪ねて来るシーン。

 これは蛇足でしょう。そう感じたのは僕だけかもしれませんが………。

 キャラクターコメント↓

 コウタ→ヘタレ。

 ユカ→純情で、嫉妬深くて幼馴染(いとこ)で、世話焼きです。勿体無いですね、コウタには。あ、でも『嫉妬深い』けど、浮気とかしても鉄拳一発で許してくれそうな気がします。ツンデレかどうかは微妙。多分、ツンデレではないです。

 ルーシー(にゅう)→幼い頃のツンデレルーシーに萌えさせて頂きました。……君は良いツンデレだったが君のお角様がいけなかったのだ。(無理矢理ですね)
 ディクロニュースは基本的に人間とは共存できない性質らしいので、
 「好きだけど死んでくれ…」
って感じです。

 ナナツンデレルーシーには一過性の萌えしかありませんでしたが、ナナは常に危険なオーラを出しています。世間知らずだからいいのか!?
 幸せに暮らして欲しいです。でも、ヘタレたコウタはユカに上げてね。

 マユ→この娘もかなり可哀想なキャラです。……あ、何か他に言うべき言葉が見付からない。

 蔵間室長→よぉく考えたら、この人ってモテていたのかもしれませんね。どうにもならない人ですが、功労賞を上げたいですね。

 マリコ→この娘を『人として見る』なら可哀想な娘。『人類の敵』として見るなら恐ろしい娘。……蔵間室長の所為で、ディクロニュースとして生まれた訳ですが、じゃあ室長が全部悪いのかって言うと別のお話。

 白河→何故に亡くなってしまったのか、理解に苦しむ訳ですが。中の人がなばさんだったので好きでした。

 中の人が山本麻里安さん→1話でルーシーにあべしされた室長の秘書の人は、存在理由が不明です。ルーシーの凶暴性っていうか、そういのを印象付ける為の存在だったのでしょうか?
 カナエの方もね、可哀想過ぎる訳ですよ旦那。

 坂東→この人はあのまま放置プレイですか?……個人的にはあまり好きじゃないキャラですね。むしろ嫌いな部類に入ります。
 マユとの接触が多かったので、「マユと一緒にいるうちに改心」みたいなことを予想していたのですが、全く外れでしまいました。


 傑作では無いし、良作でもありませんでした。(途中までは良作だと思っていた)でも、いちご100%よりは上でしたし、全体を通してみればそこそこ楽しめたと思います。
 よって、『凡作』だと思います。グロ(と言うか殺人)をもう少し削って、ラストをいじれば良作になったと思います。
 と言っても、『まぬけづら的な良作』ですので、悪しからず。