かしまし 最終話「やがて恋がはじまる」感想

「やす菜のアレは恋じゃない」とずっと感じていたんですけど、よく考えると(よく考えなくても)それはまぬけづらの偏見なんですよ。というより偏狭な恋愛観というか。
『それ』のカタチは人それぞれ万人に対して万の答えがあるはず。定型も定形もない不確かであやふやなモノ。

そんな訳で本編。膝を抱えて~♪部屋の片隅~いつも不安で震えてた~♪本当を知る~ことが恐くて~♪扉を閉じた~♪そんなやす菜がヒロインくさいですが、まぬけづらとまりかわいいよとまり派です。CDだって買ってしまうやも。つかこの挿入歌切ねぇよ。この子はええ子やんなー、カワエエなー、言ってしまうかjagiさん印のアレを…

とまりは俺の嫁

そんな訳でもう誰にも渡しません。とまり風に言うのなら、思い出(妄想w)の中のとまりはまぬけづらだけのモノですwww脱線→自転車を二人乗りするカップルってイイよね、バカっぽくて。バカみたいに楽しそうな奴らを見るのは好きです。

「やす菜なら許せる」→本当は許せる許せないの問題じゃないはずだし、きっとそれは自己欺瞞なんだと思います。そういうことを差し引いても、エエ娘です。いや、そういうことが出来るからこそデキた娘さんなんですよ。

『河川敷でのやりとり』→な~んか、まぬけづらはD.C.第1期でも同じ声で似たようなビジュアルのキャラがああなっていたのを見た気がします。で、こちらでもサクラサクミライコイユメ~♪なラストですか。うん、やす菜にも春が来ましたね。やっと花が咲いた。

「あのね!」→思わせぶりな締め方ですが、『やす菜の方から』皆を遊びに誘ったんじゃないでしょうか。『やす菜の世界』がどんどん広がっていく訳ですが、皆さんも友達は大切に、アクティブに人生を楽しみましょうね。最期に「楽しかった!まだまだ遊び足りないや」と言えればあなたの勝ちです、きっと。なんのこっちゃw

あかほり作品は一貫して同じテーマなんですよねー。色々な方法で色々なカタチの『愛』を描いとる訳ですが、成功してるのカナ?結構辛口な評価ばかりを出していましたが、駄作ではありませんでしたね。まぬけづら的には凡作ですが、何よりイタかったの「ははずむが抱いている二人への気持ち」の描写が薄かったことでしょうかね。愛は数値化出来ないし、お互いの温度が同一であることなんてアリエナイんですけど……それにしても一方通行過ぎるというか「肝腎なところで選択を避けていた」というよりは「そもそもそこまで深く相手を想っていなかった」と取れてしまいます。「二人を選べないよ~」はあっても、「○○が好きだ!誰に渡したくない!!」の描写がほとんどなかった。「○○がいてくれたら嬉しいな、幸せを感じられるな」程度にしか見えませんでした。その奥ゆかしさがはずむらしいと言われればそれまでですが、「奥ゆかしい」人は『自分』を殺して奥ゆかしさを出しているのであって「そういう気持ち」がない訳では無いと思う。


追記
 ラストの「あのね!」は皆さん「振り出しに戻る」とか「3人がいい、3人でいたい〈二人一緒じゃ駄目ですか?〉」と考えているみたいです。……えっと、まぁ確かにはずむが『あの川』で向こう岸まで渡った後にアレですからそういうのも考えられますが、それをやったらお終いというか、まぬけづらは凡作以下の駄作だと言っちゃう。


トラックバック送信先の皆様

たこの感想文さん→「ただひたすらにヘタレなはずむとの関係を通してとまりとやす菜の二人が成長する物語なんじゃなかろうか?」<僕もそう思います。恋愛は甘いだけでなく酸っぱさもあって、その甘酸っぱさが表現できたのかなー、とは思います。
腐女子とアニヲタの間を取り持つブログさん→「えっ、戻ってくるんだ……wwそこは男として非情になってほしいところなんですが。」<いや本当に。ですがそう思いつつも、とまり派としてはそこでやす菜なんか放っておいてフィーバーして欲しかったですw
パズライズ日記さん→「すっかりはずむとやす菜がお互いに側にいて、一緒にいることになってエンディング、じゃなかったんでしょうか。最後の、繋いだ手を離したあとのやす菜の言葉、そしてあの河原でのはずむのとまりへの言葉は何なのでしょう。」<アレはやす菜側から「初めて」皆を遊びに誘って、それを伝えたんじゃないかと。更にそれがいつものOPのかくれんぼに繋がってるんじゃないのかなー、と思います。もしも「3人で~」なら超絶すぎるラストだと思うので……。
パプリカのアニメ鑑賞よた話さん→「とまりファンとしては、最後に思いっきり堪能させていただきましたこと、深く感謝いたします。」<でしたねー。個人的にはそこでもう一歩踏み込んで欲しかった気はしますが……挿入歌も切なさ全開のニクイ演出でしたので最高でした。
AIR HEADさん→「とまりは俺の嫁」<同志よ!!なんというか、「恋せよ女の子♪」の時点で管理人のユウキさんとは固い握手が出来そう気がします。完全以心伝心憧れですw2期は僕もないと思います。やるとしたらOVAでサブキャラにスポットを当てたサイドストーリーじゃないでしょうか。OPでアルピニスト気取りな明日太の秘密が分かるかも。
初音島情報局さん→「最後の最後に大逆転来たああぁぁぁ!!」<そ、そうなの…か?まぬけづら的には「やす菜から初めて『皆を』遊びに誘った」かと……まぁそれがOPのかくれんぼに繋がらないのはいいとしても。う~ん、それでとまりは報われるのかな。振り回されてるだけじゃないのかな。今回のサブタイトル通り新しい恋を探し欲しいなぁ、とまぬけづらは願います。
桃月学園blog→「良いまとめ方した感はあるんだけれども、「あのねっ!」はちょっとなぁ…。とまりに泣かされたからそれでいいか!」<自論の「あのね!はかくれんぼフラグ」が危うい気がしてきたので、ちょっと捻って「やす菜の転校がなしになったことを伝えたのさ」ということにしておきませんか?まぁその後かくれんぼに繋がる、というところは譲れませんが〈何


最終話だしお返しTB送信先の皆様
 アニメに漫画それが私のシアワセさん→「やす菜がこれじゃフェアじゃないと思ったかどうかは定かではありませんが、また3人で、みんなで一緒にいよう的な、そんな感じですか。」<この読み取りが多過ぎるので、持論の方が間違っている気がしてきましたorzだ、だからアレは「やす菜」の成長の証と言うか、とまりも合わせて二人の成長の証と言うか。「やす菜」側から初めて遊びに誘ったんじゃないでしょうか。それがいつものOPのかくれんぼに繋がって……ないかな。そうだと思うんだけどなー。
 有限と無限さん→「結局テーマは愛」<大枠で言ってしまえばそれまでですが、ちょっとMAZEとカブってる様にも思えたり。あれは兄妹間の愛のようでいて「姿かたちが変わっても相手を愛し続けられるか」というのもポイントだと思うんですよ。今回のは同性愛っぽいようでして、「姿かたちが変わっても〈ry」じゃないですかね?
それと、最後のアレは2期でなくていつものOPのかくれんぼへの……DVD特典13話への伏線なんでしょうね。悲しいけどw
現代視覚文化研究会→「まだまだ【はずむ】と【やす菜】の恋は始まったばかりなのだから・・・。」<この方の文章は『感想』というよりは視聴したアニメを自分流に噛み砕いてからアウトプットしているというスタンスなんですよね。確かな解釈の下に書いていると思うんですけど、感想でも批評でもない。ファンサイトの一形態としてはこういうカタチがあってもいいと思う。……けれどコメントしにくいんですよねー。女の子〈というか人〉を花に喩えるあゆき流に言うと、かしまし登場キャラは今やっと蕾が開き始めたところですからね。彼らには輝くように咲き誇って欲しいですw