批評・レビューはしません



 今回の記事はまぬけづらがブログ開設当初からの一貫してきたスタンスをより明確にするためのモノです。別に読者が知っていても得をすることでもないし注意すべき点でもないので、気になる方だけが読んで下さいね。


 まず最初に。まぬけづらは『批評』という行為があまり好きではありません。
辞書を引くと「事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること」となるんですが、『評価』というのが気に食わないんです。

 物事に対して評価を出すにはまず“その道”に対して標準以上の知識を持っていなければならず、それでいて客観的な視点を持ち合わせなければならないんじゃないでしょうか。更に言えば普遍的な感性というのが理想ですけど、それはまぁ無理でしょう。
この点をクリアせずして『評価』を付けてはいけないと思うんですよね。
個々人の好みに沿って感じる面白い詰まらないは感想で書けばいいことであって、批評とかいう大層な言葉を使う必要はないじゃないですか。

けれど、だからと言って文章の質として批評の方が高く感想の方が低いという訳でもない。

何故って“批評”というのは極論してしまえばテクニックと知識さえあれば誰が書いても同じようなモノになるはずで、感想はその人だけの個性が出るはずじゃないですか。その人が感じたことをそのまま書いてもいいというのは、実に素晴らしいことじゃないですか。まぁ一般的な視点ではなく、その人だけの視点が確立されればされるほどに読み難くなることは確かですけどね。
実際には批評の方が難解で読み辛く、感想の方が平易で読み易いことの方が多そうですが。


結果として批評も感想も質としてはどっこいどっこいなんでしょうが、重要なのは「批評はある事物に対して(客観的かつ、恐らくは論理的に)評価を与えること」で「感想はある事物に対して自分の感じたままのことをアウトプットすること」ということです。


感じたままのことを書くほうが、まぬけづらは好きです。