RED GAREDEN 最終話「光」の感想文です

うまいこと書こうと思ったけど途中から集中力が途切れちゃったYO!

説明不足は否めませんが、この作品が魅せるべき部分は全て出し切れたんじゃないでしょうか。やっぱりオープニング聴くと切ないね。




 まなびストレートなんかの王道とは真逆のやり方で人間賛歌を謳ったアニメでした。理不尽なまでの善人&悪人はおらず、キャラクタの心理に筋が通っていて登場人物は全員が全員それぞれ魅力的でした。当初は二つの勢力が何らかの対比なのかなーっと思って視聴していたんですよ。、実弟大好きなルーラと実妹大好きなエルヴェってだけでなく、死を望むアニムスと生を望むドロル。なんか、こう、深~いテーマがあるんじゃないかと思いませんか?

でも観ていくにつれ感じたのは、両者にそう違いがないということ。生を目指そうが死を目指そうが、結局はやっていることも行き着く先も変わりはありませんでしたね。アニムスは死体を弄んで自分たちの兵士に仕立てあげ、ドロルはその兵士を奪って自分たちの母に仕上げようとしていた。それと同時に細々としたら争いがあって……。これの結果は人間の身体を弄んで殺し合いを行っただけです。でもそれがこの作品の本質ではない。それはちょっとしたスパイスのようなモノで、メインの食材ではないんですよね。よくよく見てみると敵対し合っている二つの勢力だけでなく、合間合間に挟まれる“普通の人間”の人たちも同じことをしている。漫然と毎日を過ごしているようで、一日一日を懸命に生きている。大切な人がいる人はその人や、その人に掛けた想いのために。そうでない人は自らの職責(というか誇り?)のために。

登場人物たちの行動ルーチンは全員が全員、そう変わらないんじゃないかと。そう思うと、生だの死だのっていう小難しいお話ではなく“人間”を描こうとしていたんじゃないかなーっと思いました。善い部分も悪い部分も含めて、“人間”を描いて、それを賛歌しているんじゃないかなっと。……結局ケイトたちは生でも死でもない立場に成りましたが、それでも彼女達は人形でも化け物でもなく人間なのだと思います。

と、特にオチもなく今回はこれにて終了。