ななついろ★ドロップス 第11話「なみだ色の決心」の感想文です

 正直、ゲーム買うかもしれない。

ななついろ★ドロップス - livedoor Blog 共通テーマ ■ハルくん
 ラブストーリーはカップル二人が好きになれないと楽しめない。そういう意味で言えばハルくんは男子では珍しく合格点どころか満点に近い萌えキャラでした。
きちんとハルくん→すももへの想いを育ませ、ゆっくり丁寧に描いてきたことがここに来て功を奏しましたねっ。イチャイチャラブラブ描写を心から祝福出来る素晴らしい展開。もうお腹いっぱいでした。
……初デート回でウジウジっていたハルくんはきちんと伏線になっていたのいいんですが、二人の関係性の変化の結果はともかく過程の描き方はイマイチの感もあったような……それでも大満足なんですけどねっ!!

 「決してこの想いを忘れない」ではなく「またすももを好きになる」というのがなんとも美しい。二人だけの想い出とか特別な経験とか、ユキちゃん状態で得た様々な事前情報とか。そんなのがなくても君を好きになるよ、というのは重い言葉。
まぬけづら的に約束を果たすのは10年後とか20年後とかでもいいんですが(むしろそういう方が燃えるんですが)、EDと予告が全てを物語っているんですよねぇ。

■すもも
 気付いているけれど、聴きたくない。壊れることが予期されているゆえの蜜月。大きな範囲で言えば学校生活とかもそういう風に言えるんですが、やっぱりこの脆いけれど幸せな時間っていうのは短ければ短いほどにインパクトが増すことは確かなわけで。
ただまぁ、個人的には冒頭で

「全部見られてたんだ~!!」

とかやっていた部分で大喝采状態だったんですよねぇ。もっと普通にイチャイチャラブラブしていてもよかったなぁ、と。

「今夜はパパが家にいないの」

から暗転後一瞬で山道にいたり、山奥?で誰もいないのに動いているメリーゴーランドとか、

「その後俺たちはお互いの温もりを(ry」

とか、なんか穿った見方をしてしまいそうです。しない方がプラトニック(=綺麗)に見えるだろうなっていうのは分かるんですが、最後はこう、画面が空にバンしてってもよかったような気が~。

■友人ズ
 いい奴らだなぁ。でも、本当にもうちょい。もうちょっとだけでいいから描写を増やしてあげたかった。まぬけづらは妄想力全開で視聴しているので大丈夫なのですが、ともすれば薄っぺらい奴らに見えないこともない。
彼らがハルくんを慮っているのは第1話の時点でちゃんと説明されてて「ほほー、こいつらはきっと2年生になるまでに色々あって深い絆を築いているんだろうなぁ」とかは妄想出来る余地はきちんとあったことはあったんですが、もったいない。その分ハルくんとすもも、二人の関係性描写に注力したのはよく分かるんですが、2クールあればなー。

■感想
 よくやってくれた!ここまでやってくれればまぬけづらも大満足ですよ~。描写不足は否めない部分も確かにある。ちらほらある。けれども、一番大事な部分はブレずにきちんと描いてくれた。短い尺のなかでよくぞここまで……と素直に思えました。
ハルくんのお陰で野島裕史が大好きになっちゃいましたよw