キミキス プレイ日記5日目
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祇条さんルートをクリア。これまでのルートに比べてドラマティックに魅せようとしていたのは面白いなと思うんですが、圧倒的描写量が足らないために拍子抜け。使える文字数が決まっているのであれば、栗生さんルートや摩央姉ちゃんルートぐらいがちょうどいいのかな。
ここまで遊んで来てなんとなく掴めて来たのは、父親や母親からヒロインを奪うお話だったんですね、キミキスって。各ヒロインとも友達の話は出てこないけれど、親の話は出てくる。「パパが~」「父が~」「お父さんが~」とかですね。
特に栗生さんルートと祇条さんルートなんかが当て嵌まるのではないかと。二見さんルートのアレは踏み込まなかったので片手落ちですが。
そう考えると、ようやく何だかもやもやしていたものが晴れてきました。エディプスコンプレックスが主題なのかそうなのか。
相原光一くんの家庭は、おそらく両親が早世していて名目上の保護者はいるけれど同居はしていない(妹の菜々が家事を引き受けているらしい台詞もありましたし、まず間違いないかと)。そして光一くんは常に“家庭”を忌避していて、そして求めている。だから父親になりたがっている。それに自覚的ではないんでしょうね。彼は父親への依存の強い娘さんを自分の下へ引き寄せれば、“それ(=父親)”になれるとどこかで思っていて、そういった子に近寄っては甘い言葉を囁いたり、エロいことを迫ったりしているわけです。
や、悲しい物語だ。結局彼はヒロインの歪みも、自身の歪みも直せてはいない。や、本当に悲しいお話だ(棒読み)。
総括すると、話題袋を作っているときは楽しかった。実践のマッチング会話も面白かった。でもシナリオは……という感じ。無茶苦茶なこじつけと妄想を掛け合わせてもやっぱりおもんなかった。ここから話を広げたアニメスタッフマジGJ!
てなわけであと二人ぐらい残っている気がしますが、これにてひとまずプレイ日記は終了です。値段分は楽しめたよ!!
■地味子
プレイ日記1日目でも書いた気がしますが、この娘のルートはもっとバカゲーにしちゃえば楽しかったと思います。これを恋物語と呼ぶのは、僕には無理かもしれません。や、ナカヨシルートを通ったっぽいのでスキルートだとまた違うのかもしれませんけどね~。
■実験の人
彼女を「面倒臭い女の子」のまま終わらせちゃったのが難。人間はみんな深く立ち入ろうとすると面倒臭いんですよ。どっかに壁があるんですよ。彼女の場合はそれが分かり易いだけ。うまく、自立を促せるようにして欲しかったなー。
■クンクン
一番綺麗にまとまってた。父親から引き剥がすのに成功。光一くんとも距離を取ってるいい関係。自立を促せました。この状態での恋愛こそが見たいんですが、まあそれは仕方ないかな。
……マッチング会話の反応が数種類で固定だったのがイタイ。
■摩央姉ちゃん
攻撃力最高防御力最低ってこういう人のことを言うんでしょうか。僕には難しくてよく分からんな!
すれ違い勘違いに誤解とラブコメの王道要素はあるんですが、基本相思相愛なんで。でもなんだか光一くんの方は好きとかそういうのではなく、単に性欲の塊であるだけのように見え、少し複雑。
アニメの設定があれば……!!
■お嬢
序盤はよかった。箱入りのお嬢キャラなんだけど、しっかり“自分”を持った意志の強い子なんじゃろなと。「お、この子はいいな」と思えた。お父さんの呪縛が見えだしたところもよかった。ちょっと本気で物語に期待した。
でもまー、結局直接対決はせずに終了。光一くんはもっと主人公らしくヒーローっぽくてよかったと思うんだ。ダメか、そうか。分かったよじゃあかにしのでも遊んでるよ!!1!!!!
■グラフィック
メインキャラクターは高山箕犀氏が原画・彩色ともに手ずからやっているっぽいです。水彩画っぽい色調でなかなかときめき感溢れています。
服の上から女体の質感を描くことが楽しいらしく、描き込みが凄いです。逆に肌を露出させることは苦手というか、あんまり楽しくなさそう。
立ち絵の切り替えが多いところに注目、でしょうか。パターンは少ないのにコンボと組み合わせの妙がありました。
■音楽とか
あんま耳に残ってない。
■楽しみ方
恋愛ADVとかビジュアルノベル(そもそもノベルゲームではありませんが)だと思っちゃダメだ、ダメなんだ!あくまでも本作は恋愛SLG。マッチング会話を楽しめなさそうだったら買わない方が吉。
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祇条さんルートをクリア。これまでのルートに比べてドラマティックに魅せようとしていたのは面白いなと思うんですが、圧倒的描写量が足らないために拍子抜け。使える文字数が決まっているのであれば、栗生さんルートや摩央姉ちゃんルートぐらいがちょうどいいのかな。
ここまで遊んで来てなんとなく掴めて来たのは、父親や母親からヒロインを奪うお話だったんですね、キミキスって。各ヒロインとも友達の話は出てこないけれど、親の話は出てくる。「パパが~」「父が~」「お父さんが~」とかですね。
特に栗生さんルートと祇条さんルートなんかが当て嵌まるのではないかと。二見さんルートのアレは踏み込まなかったので片手落ちですが。
そう考えると、ようやく何だかもやもやしていたものが晴れてきました。エディプスコンプレックスが主題なのかそうなのか。
相原光一くんの家庭は、おそらく両親が早世していて名目上の保護者はいるけれど同居はしていない(妹の菜々が家事を引き受けているらしい台詞もありましたし、まず間違いないかと)。そして光一くんは常に“家庭”を忌避していて、そして求めている。だから父親になりたがっている。それに自覚的ではないんでしょうね。彼は父親への依存の強い娘さんを自分の下へ引き寄せれば、“それ(=父親)”になれるとどこかで思っていて、そういった子に近寄っては甘い言葉を囁いたり、エロいことを迫ったりしているわけです。
や、悲しい物語だ。結局彼はヒロインの歪みも、自身の歪みも直せてはいない。や、本当に悲しいお話だ(棒読み)。
総括すると、話題袋を作っているときは楽しかった。実践のマッチング会話も面白かった。でもシナリオは……という感じ。無茶苦茶なこじつけと妄想を掛け合わせてもやっぱりおもんなかった。ここから話を広げたアニメスタッフマジGJ!
てなわけであと二人ぐらい残っている気がしますが、これにてひとまずプレイ日記は終了です。値段分は楽しめたよ!!
■地味子
プレイ日記1日目でも書いた気がしますが、この娘のルートはもっとバカゲーにしちゃえば楽しかったと思います。これを恋物語と呼ぶのは、僕には無理かもしれません。や、ナカヨシルートを通ったっぽいのでスキルートだとまた違うのかもしれませんけどね~。
■実験の人
彼女を「面倒臭い女の子」のまま終わらせちゃったのが難。人間はみんな深く立ち入ろうとすると面倒臭いんですよ。どっかに壁があるんですよ。彼女の場合はそれが分かり易いだけ。うまく、自立を促せるようにして欲しかったなー。
■クンクン
一番綺麗にまとまってた。父親から引き剥がすのに成功。光一くんとも距離を取ってるいい関係。自立を促せました。この状態での恋愛こそが見たいんですが、まあそれは仕方ないかな。
……マッチング会話の反応が数種類で固定だったのがイタイ。
■摩央姉ちゃん
攻撃力最高防御力最低ってこういう人のことを言うんでしょうか。僕には難しくてよく分からんな!
すれ違い勘違いに誤解とラブコメの王道要素はあるんですが、基本相思相愛なんで。でもなんだか光一くんの方は好きとかそういうのではなく、単に性欲の塊であるだけのように見え、少し複雑。
アニメの設定があれば……!!
■お嬢
序盤はよかった。箱入りのお嬢キャラなんだけど、しっかり“自分”を持った意志の強い子なんじゃろなと。「お、この子はいいな」と思えた。お父さんの呪縛が見えだしたところもよかった。ちょっと本気で物語に期待した。
でもまー、結局直接対決はせずに終了。光一くんはもっと主人公らしくヒーローっぽくてよかったと思うんだ。ダメか、そうか。
■グラフィック
メインキャラクターは高山箕犀氏が原画・彩色ともに手ずからやっているっぽいです。水彩画っぽい色調でなかなかときめき感溢れています。
服の上から女体の質感を描くことが楽しいらしく、描き込みが凄いです。逆に肌を露出させることは苦手というか、あんまり楽しくなさそう。
立ち絵の切り替えが多いところに注目、でしょうか。パターンは少ないのにコンボと組み合わせの妙がありました。
■音楽とか
あんま耳に残ってない。
■楽しみ方
恋愛ADVとかビジュアルノベル(そもそもノベルゲームではありませんが)だと思っちゃダメだ、ダメなんだ!あくまでも本作は恋愛SLG。マッチング会話を楽しめなさそうだったら買わない方が吉。