お知らせとか
サイドバーコンテンツ「視聴中のアニメ」撤廃、「08年 面白い・面白かったアニメ」設置。
以下の内容となります。 true tears いわゆるビルドゥングスロマンでありました。
「自分は囚われている」と感じていた少年少女たち。しかし、彼らを押さえ付けていたのは、実は自身そのものであって。 世界を見つめて、自分も見つめて。 自縄自縛から抜け出すのが、この物語の本懐と言えるでしょう。 そのことを教えてくれたのは、親や友人でもありますが、何よりは彼らそれぞれのパートナー。 恋愛を通して――人と心から触れ合うことで――彼らは成長していくのです。 本作の魅力は、“眞一郎の”丁寧な心理描写。彼の目から語られる世界と、実際の齟齬をきちんと描いて見せることで行間を読ませようという構成。つまり、群像劇としても堪え得る。 陰鬱さと爽やかさの混淆があるのは、正面から“少年”を捉えた証拠。 どこかノスタルジックで、それでいて幻想的な土地・富山を舞台に描かれていく青春物語。面白いですよ。PERSONA -trinity soul-コードギアス 反逆のルルーシュ R2xxxHOLiC◆継 因果応報という概念を徹頭徹尾貫き、世に示した作品。 原因はひとの意思で簡単に作れてしまい、望む望まざるに関わらず結果を導き出してしまう。なればこそ、“強い意志”を以てして生きて行こう。 ラブロマンスとして、これ以上ないほどに優秀でもあるので、ミーハーな気持ちで楽しんでも十分面白い。BLASSREITER 「英雄とは?」という問い掛けとその答え。ダークヒーローではなく、人間臭いヒーロー。ノワールと呼ぶには“性と暴力”のうち前者が致命的に欠けてこそいるけれど、ハードボイルドの息吹が感じられます。 つまりそれは、正しく仮面ライダー。「なんでも解決してくれる」偶像ではなく、人としてよりよく生きようとする姿勢とその価値を説いてくれています。 万能(ヒーロー)ではないからこそ失敗もする。だがしかし、だからこそ、不屈の意志を持って“生”に臨まなければならないのだ。「自分は万能(ヒーロー)ではない」は、言い訳にしか過ぎない。Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち- こちらは純正ノワール。 不死の生命を用いて「生きるとは?」という問い掛けがあり、結局はメメント・モリなのかもしれません。 ……なんだか、柳生新陰流で言うところの、活人剣を思い起こしますね。狼と香辛料 信頼という土台の上で行われる主導権争い、駆け引き。商売も恋も、人の営みはこれに尽きる。 作者のしなやかな人生観が伺えます。RD 潜脳調査室 アイデンティティを、生きる目的を一度失ったとして、それは取り戻せるもの。いや、“取り戻さなくてはいけないもの”であり、常に探し続けなければいけないものでもある。開拓地は後ろにしなかく、目の前にあるのは常に未開拓地。迷っても、躓いてもいいから、前へ進もう。大丈夫、たとえ斃れても後に遺るものはあるのだから。 再起の物語として、これほど清々しいものはないかな。マクロスF紅 ノブレス・オブリージュについてのお話。ただし、責任を持つのは高貴な者だけではない。 万人がそれぞれの責任を果たさなければならず、責任とは、自分と関わるもの全てに対して、大なり小なり持っていなければならないものなのだ。 少年と少女、そしてひとりの中年の成長によってそれが語られていました。我が家のお稲荷さま。 ゆるゆるハートフルアニメ。陰陽バトルは飾りです、むしろ贅肉です。
未だ終わっていないアニメは暫定評価であり、文は書き直す可能性もあります。どう転ぶかまだまだ読めない作品は文の方は手を付けず、期待値で格付けしてあるので決して手抜きではないのです!
Sランク(赤文字作品)が多過ぎる感が多分にありますが、これは年末に書く「今年のアニメ総括」記事にて調整しますので現状はこのまま。
以下の内容となります。 true tears いわゆるビルドゥングスロマンでありました。
「自分は囚われている」と感じていた少年少女たち。しかし、彼らを押さえ付けていたのは、実は自身そのものであって。 世界を見つめて、自分も見つめて。 自縄自縛から抜け出すのが、この物語の本懐と言えるでしょう。 そのことを教えてくれたのは、親や友人でもありますが、何よりは彼らそれぞれのパートナー。 恋愛を通して――人と心から触れ合うことで――彼らは成長していくのです。 本作の魅力は、“眞一郎の”丁寧な心理描写。彼の目から語られる世界と、実際の齟齬をきちんと描いて見せることで行間を読ませようという構成。つまり、群像劇としても堪え得る。 陰鬱さと爽やかさの混淆があるのは、正面から“少年”を捉えた証拠。 どこかノスタルジックで、それでいて幻想的な土地・富山を舞台に描かれていく青春物語。面白いですよ。PERSONA -trinity soul-コードギアス 反逆のルルーシュ R2xxxHOLiC◆継 因果応報という概念を徹頭徹尾貫き、世に示した作品。 原因はひとの意思で簡単に作れてしまい、望む望まざるに関わらず結果を導き出してしまう。なればこそ、“強い意志”を以てして生きて行こう。 ラブロマンスとして、これ以上ないほどに優秀でもあるので、ミーハーな気持ちで楽しんでも十分面白い。BLASSREITER 「英雄とは?」という問い掛けとその答え。ダークヒーローではなく、人間臭いヒーロー。ノワールと呼ぶには“性と暴力”のうち前者が致命的に欠けてこそいるけれど、ハードボイルドの息吹が感じられます。 つまりそれは、正しく仮面ライダー。「なんでも解決してくれる」偶像ではなく、人としてよりよく生きようとする姿勢とその価値を説いてくれています。 万能(ヒーロー)ではないからこそ失敗もする。だがしかし、だからこそ、不屈の意志を持って“生”に臨まなければならないのだ。「自分は万能(ヒーロー)ではない」は、言い訳にしか過ぎない。Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち- こちらは純正ノワール。 不死の生命を用いて「生きるとは?」という問い掛けがあり、結局はメメント・モリなのかもしれません。 ……なんだか、柳生新陰流で言うところの、活人剣を思い起こしますね。狼と香辛料 信頼という土台の上で行われる主導権争い、駆け引き。商売も恋も、人の営みはこれに尽きる。 作者のしなやかな人生観が伺えます。RD 潜脳調査室 アイデンティティを、生きる目的を一度失ったとして、それは取り戻せるもの。いや、“取り戻さなくてはいけないもの”であり、常に探し続けなければいけないものでもある。開拓地は後ろにしなかく、目の前にあるのは常に未開拓地。迷っても、躓いてもいいから、前へ進もう。大丈夫、たとえ斃れても後に遺るものはあるのだから。 再起の物語として、これほど清々しいものはないかな。マクロスF紅 ノブレス・オブリージュについてのお話。ただし、責任を持つのは高貴な者だけではない。 万人がそれぞれの責任を果たさなければならず、責任とは、自分と関わるもの全てに対して、大なり小なり持っていなければならないものなのだ。 少年と少女、そしてひとりの中年の成長によってそれが語られていました。我が家のお稲荷さま。 ゆるゆるハートフルアニメ。陰陽バトルは飾りです、むしろ贅肉です。
未だ終わっていないアニメは暫定評価であり、文は書き直す可能性もあります。どう転ぶかまだまだ読めない作品は文の方は手を付けず、期待値で格付けしてあるので決して手抜きではないのです!
Sランク(赤文字作品)が多過ぎる感が多分にありますが、これは年末に書く「今年のアニメ総括」記事にて調整しますので現状はこのまま。