携帯投稿:イノセンスは観ていないというていたらく

 一昨年の12月ごろにアニマックスで放送されていたはずなんですが、録画が失敗してしょんぼりした記憶が。

 時系列的には、テレビシリーズは過去篇であり、ゴーストインザシェル→イノセンスの順に観ておけばいいというのはわかっていて、今のところは「イノセンスはとりあえずテレビシリーズはが片付いたあとに観ればいいかな」という心持ちでありました。

 ただ、こうなるて観なければいけないかな、そうでなければ、応じることが出来ない語らいなのだろな、よし観よう。

 なので、記事はも少しあとで。今の僕が語ろうとしてしまうと、安直にしか返せない。
 ハードボイルドは男盛りの逞しさを語るのではなく、むしろうらぶれた中年こそを語るもの、というジャンルかなと思っています。

 喪ってしまっているが故の苦々しさ。苦悩。
 だから、一度経験しているからこそ後を濁さないように、生きるしかない。また別のものを喪っても、心がなるべく痛まないように、壊れないように。

 物語としては、そうあるべきで。でまー、人と生きる上で、生き甲斐を失った場合、どうしようもない喪失に出会った場合も、やはりそうするのが、一番優しいのだろうな、と単純な僕は思うですよ。

 抜け出せない喪失、折れてしまう心、機械化して肉体はごまかせたようで、徐々に活力が衰えゆく精神。イノセンスは、なるほどそんな話なのですか。
 “喪失”は色んなところに掛かっていそうで、少し観るのが怖いかもな、なんて。