雑記とか その61「うちもとらドラ!感想記事書かなきゃ」

 某さんの記事を読んで、一瞬、グレンラガン批判あるいは「ARIAをヒーリングとか言っちゃう勘違い乙」という文意に感じてしまったのは内緒。
 ランスくんとシィルの関係も浮かんだんですが、これは結構なんとも言えないところがあって言及し難い。それは誰に認められずともランスくん自身に確かな能力があるから。彼は最初から頭のネジこそ飛んでいるけれど、正しく英雄だったんですよね。でも、シィルを喪うと彼が壊れちゃうのは鬼畜王で証明されているしなぁ。

 や、ARIAは割と苛烈というか、人との繋がりを説いているようで結構真逆の性質を持った作品だと思うのよね。ま、それはここではいいけれど。

 ツンデレと一番合う人かー。それは母性的な人なのかな、という気はする。ツンデレの幼い振る舞いをそれほど揶揄したりせずに、優しく許容出来てしまうような、そんな菩薩のような人。

 ただ、そうなると菩薩側はどこに救いを求めればいいのか難しいところなんですよね。片方が寄り掛かるだけで、いいのか。

 これは結構危うい関係を築くことになりそうじゃあないですか。実際には、人は人で、菩薩様にはなれないわけですし。

 たとえば、シャアの母親になってくれたかもしれない人は割と自己陶酔の強い人で、彼女の生き様を考えると溜息が洩れてしまう。ちょっと酔い過ぎだよなーと思うけれど、じゃああれが空しい生き方かとかっていうと、頷くことは出来ない。でも、やっぱり悲しいかな、という気は、しちゃう。それは悲“劇”性が、というより、ララアの心性の方に覚えてしまう感情ではあるけども。

 そこに陶酔がないとすれば、いわゆる腹黒さんタイプがいいのかな。腹黒で依存気質、収集癖があって独占欲の強い人とかね。普段はツンデレさんの気分をうまく盛り上げたりするんだけれど、うまく落ち込ませることもできるような、誘導が出来てしまう人、操作出来てしまう人。
 腹黒さんは基本的にツンデレさんが自分の影響下にいるだけで満足出来て、ツンデレさんは居心地がいいので離れない。

 そうなると、傍目にはうまく回っているように見えるんじゃないかな。

 というわけで、衛宮士郎間桐桜カップリングがベストという結論に。別名、日本の父親と母親@昭和版。
 や、イメージの話ね、イメージの話。

 うーん。でも士郎ってツンデレかな。慎二や凛はツンデレだろうけど、士郎はどうなんだろ。自分自身に対してはツンデレナルシズムを発揮しているけれど、テンプレの“ツンデレ”とは違うのだろうな。

 だいたい、噛み合っているようで噛み合わない、というのは悲しいことのように思う。「どうせ気持ちは常に一方通行なんだからこれでいいんだよ」としてしまうのは、やはり心苦しい。

 やっぱり対等な関係がいいよね。お互いがお互いをライバルと認め合えるような関係。というわけで、結論としてはツンデレ×ツンデレがいいと思います。悪友タイプってーのかな。

 お互いの実力が拮抗していて、見栄を見栄と見破られ、そして感付かれていると気付ける。

 麒麟館グラフティの妙ちゃんと宇佐美とか、序盤の浦飯幽助と桑原とか、大暮維人漫画の不良主人公コンビとか、D.C.の眞子と純一とか(確か純一は珍しくツンデレの見栄の部分をつついて楽しむ人ではなかったはず)マクロスFのアルトとシェリルとかでしょうか。

 ライバルキャラの代名詞たる悟空とベジータは典型的な腹黒×ツンデレカップリングなので、これはダメな例ということでひとつ。