雑記とか その81「たまにはほら、僕自称声優オタクですし」

 ケメコ、かんなぎようやく消化。かんなぎはまだIt's a SONY回ですけどね!

 以下ケメコデラックス!第8話「ブラック☆ガール」を観ての妄言。

 これまで白石涼子さんはあんまり女子力の高い役を演じることが少ない、という印象でした。変てこな戦車アニメとか忍者とか忍者とか執事のイメージが強過ぎるんですよねー。本気でマリエッタぐらいしか思い浮かばない(割りと“ハイセンス”なゲームのヒロイン)

 低音が強みではあるんですが、緒方恵美さんとか朴ロ美さんとか皆川純子さんなどなどのように、少年役と女性役で声色をほぼ別人に変えられるような器用さがないんですよね。いい意味でも悪い意味でも一本調子。

 ただまあ、声色の使い分け、抑揚の強弱、それだけで演技力(表現力)が決まるわけではありません。デフォルメの強過ぎる演技はときにクド過ぎることもありますし、画の方でも同等のデフォルメがないと映像と音声がうまくマッチングせずチグハグ感も出てしまうことでしょう。

 デビュー当時は正直かなりアレな感じでしたが、今では向き不向きで片付けられる問題だと、僕は思っています。

 そんな彼女が演じるケメコデラックス!の黒崎リョーコ。リョーコ。そう言えば、「“りょうこ”という名前の役を演じるのは初めて」とか、ソンソンあたりで言っていた覚えが。
 ……ケメコの作風から考えると、力押しじみた配役ではありますが、今の白石さんはそれをねじ伏せるだけの力を持っておりました。

 気風のよさと色気を両立させられるのは凄いね、同作に出ている某さんなんかがこれをやると“媚び”が強いか漢気が強いかの役になってしまうんですよねぇ。収穫でした。