「いばらの王」の感想文〈やっつけ気味〉です。








あらすじ

 奇病メドゥーサ。経路は不明だが次々と人々に感染する『石化病』だ。
治療法が確立されていないこの疫病に冒された登場人物たちは古城を改築した施設の冷たいコールドスリープ装置で「治療法が見付かるまでの間」眠りに着いた。
……そして、幾年ともつかない眠りから覚めた彼らを待っていたものとは?

感想
 作者の岩原先生ご本人が自ら仰っているので言っちゃいますが、まるで「B級映画」。
怪物だとか謎の伝染病だとか古城だとか。あらゆる要素がB級臭さを演出していて、スカパーのお蔭でそれに慣れ親しんでいる身としてはどこか心地良い。

と思えていたのは前半まででしたorz

 B級映画って言うのは大抵、ブラックユーモアが利いていたり、要所要所でシュールなジョークが散りばめられているモンなのですがこれにはそれがない。
なもんで、本気で「単に質が悪いだけ」の映画っぽい仕上がりになってしまっています。

オリジナリティでは勝負しないだったら、ネタを仕込まないと楽しめませんよぉ……。

補足:まぬけづらがB級映画という言葉を使う場合、そのまま「A級の映画よりも質の落ちる」という意味でも使いますが、それだけでなく「予算は少ないが、エンターテイメント重視」でも使います。