携帯投稿:まとまりのない雑文@ほとんど私信

 あにたむ素兎亭のむにゅさんが面白いことを書いていました。『アニメに何を求めますか?~価値基準の話~』です。価値基準のお話なので、“アニメ”の部分は好きに置き換えられそうです。

これに対してのアンサーというとちょっと違いますが、今年の夏コミでブログ同盟研(で名称合ってますか?)同人誌でマルさんが凄くいいことを書いていました。まぬけづらは誰しもが誰かの“仮面ライダー”になれると思いますし、いつも“仮面ライダー”の恩恵に与っていると思っています。

#脱線が激しく、しかもヤタラと長くなったため割愛。


という訳でまぬけづらはマルさんみたいな視聴スタイルが理想です。

……ちょっと“萌え”について語りましょうか。萌えオタですし。
このblogをよく読んでいる希有な方ならもしかしたらお気づきかもしれませんが、まぬけづらは専ら“萌え”という言葉を性的な要素を含めずに使っています。


実ははまぬけづらってキャラクターの心の動きに対する“共感”やそれの前段階の“理解”を状況に応じて“萌え”とか“燃え”と呼んでいるんですよ(自覚したのはつい最近ですが)。ちなみに「まぬけづらにとっては」との前置きが付きますが、両者に大した違いはありません。強い共感は強い親近感を呼ぶと言えば分かるでしょうか。

 某むにゅさんは「極論すれば“弱いものに構ってあげたいと感じる気持ち”だと思う」とどこかで語っていましたが、その対象に“弱さ”を認めるにはまず心の動きを理解して、「無条件に構ってあげたくなる気持ち」は蔑みとか相手を自分より下と見ているからではなく、強い共感があるから湧いてくるのではないでしょうか。
言葉の用法は辞書的な使い方とは別に個々人によって随分と違っているかと思うのですが、まぬけづらはむにゅさんと自分の“萌え”の用法が似ていると妄想してこう書いちゃいました。間違っていたらごめんなさいorz


という訳で、“フェチ”とか“好き”とかは若干意味合いが異なっていて「うおおお!メチャクチャ感情移入できるぅぅぅうっ!」みたいな感じ。

まぬけづらはヘタレなので“自分と違うモノ”より“自分に近いモノ”に惹かれる気があるのですが、その“惹かれる”は同性異性問わずなので「性的な意味は含んでいません」としました。

心の動きを詳しく書くと、

“萌え(強い共感)”を感じる→そのキャラ気にしながら作品を視聴するようになる→そのキャラを好きになる(作品中でそのキャラをひいき目で見るようになる)→他のキャラより注視しているため自然とキャラ語りが増える(これのせいで他のキャラやストーリーそのものがおざなり気味になることもしばしば)

みたいな感じ。気にしている時点でそれはもうひいき目で見ている気がしますけど、それはご愛嬌ってことでお願いします!

感情移入と言っても「あれは(作品世界に於いての)もう一人の自分だ……」みたいな深い入り込み方はしたことありません。意識してないだけで、潜在的にはそう思っていることもあるのかも知れませんが。


まぬけづらのアニメ視聴スタイルはこの“萌え(キャラクタへの強い共感)”を始めとして、“演出(ストーリーとか画面効果による演出とか音楽とか作画とかが秀逸であれば大低はキャラ感情移入もすんなりゆき、ダメダメなら立ち行かないので全部引っくるめて)”“ロボット好き(強い者に対する憧れ?)”“役者さん好き(“自分ではないモノに成れる人”への憧れ?)”“回帰願望(ジュブナイルモノが好きなので)”“剣と魔法のファンタジー好き(涼宮ハルヒのような現実への諦観に裏付けされた“特別”への憧れ?)”“SF好き(剣と魔法と同文)”“伝奇好き(SFと同文+謎解きの快感)”“ミステリー好き(謎解きの快感)”“女の子好き(性的な意味なので各種フェチズムはここに含まれる)”“アイドル声優さん好き(偶像崇拝?……崇拝は違うか)”なんかが絡み合っています。(後に行けば行くほど優先度が低い)

 後はその時々の気分によって「笑いたい時」はコメディが観たくて、「泣きたい時」はいわゆるヒューマンドラマが観たくて……なんていうのはきっと誰でもそうですよね。


ここでもし「アニメに何を求めますか?」と問われれば「も、萌えです!」となりますねー。感情移入と言った方が誤解なく意味が通りやすいとは思いますが、微妙にニュアンスが違うので敢えて。


まぬけづらはアニメ大好き人間で好きな作品には思い入れもたっぷりありますが、最近は“評価”を付けることを避けています。まぬけづらの視聴スタイルは作品の完成度を度外視してのキャラ萌え重視ですから。ただ、作品語りが好きなので(自分の考え方を誰かに“共感”して欲しいから?)ランキングモドキは今もちょこちょこ書いていますねぇ。