エル・カザド 第13話「隠す女」の感想文です

 いやー、ここまで綺麗な構成でしたね。

起承転結のうち承の結で転の起な回だったかと思うんですが、お話の構成が本当に分かり易かったですね。

疫病で壊滅したと言われた町には魔女蘇生計画の研究施設があって、計画が頓挫したのか証拠隠滅のために町中が破壊され、研究成果もほとんどが持ち出されor遺棄され、疫病流出を防いだり消毒だったりの名目で監視部隊が置かれている徹底よう。

ナディが施設で知ったのは過去にエリスを含めた子どもたちが何らかの研究に用いられていて、エリス以外はどうやら殺害されて遺骸は下水?に捨てられているということ。

今までもかなり情が移っていたようでした、今回でそれが決定的になったんじゃないでしょうかね。決意の回と言いましょうか。

エリスはエリスで自分の出生の秘密のほとんどを知り、遺伝子上は仲間というか同種族であるところのL.Aからの誘いを断る。(これはまぁL.Aがエリスを気に掛けるのは「魔女だから、同種族だから」ということであって、エリス本人の人間性が好きだからってわけではないためなんでしょうが。あ、あとL.Aが気持ち悪いからかw)

とまぁ非常に面白くはあったんですが、旅の終着点……ウィニャイマルカでしたっけ?そこに行ったら何が起こるのか全然読めないのが何とも。

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