桃華月憚 プレイ日記その15

 ゲーム内日付で10/30~ゲームクリアまで進めました。以下、いつも以上にネタバレ風味。

桃華月憚【通常版】


ORBIT公式


攻略wiki

クリアセーブデータなど(SAGAO.Zのホームページ)

補足していただいているみたい?(erogmap・桃華月憚)


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キャラクター


守東桃香
 顔のない月で「人に塗れる」というのは主に「人間の負の感情を身に背負え、染み込ませろ」という意味でしたが、今回は逆にコミュが、絆が、思い出が力になるんだよ、人間は人と関わり合うことで“自分”を作り上げるんだよっていう感じなのね。
自分の人格っちゅーか、存在っちゅーか、そういったモノを確定させるためには自分だけでは無理っていうのがテーマの一つなのかね。

過去回想はイサミヒコで、彼は最終的にセイに倒されたのよね?アニメでジュナがセイに向けて言っていた台詞とかを考えるとさ。



川壁桃花

 桃の木の精霊さんでしたか。女雛にママンが描いた物語の主人公の造形が写り込み、中身には桃の木が入り込む。で、そこにセイがどっこいしょっと入り込んだと。そういうことなのかな。

三姉妹が作り上げた結界は雛壇を模していたとのことですが、狭間の世界にある雛人形の配置を考えるにその実鬼梗の結界だったのね。

その頂点の男雛と女雛が結局最後の関門というか、最後最後で上津未原を守るキーだったのはシナリオ的なお遊びなのか、鬼梗の計算通りであったのか。



守東由美子

 さっくり出てきてそのままラスボスだったアンディ戦では虎の子の一転丹を使って普通に楽勝だったんですが、wikiによると彼に負けると何かCGがゲット出来るらしい。
というわけで、ロードして再戦して負けたら何か巨人がアンディをぶち倒していました。

「私の息子に~」みたいな台詞があったかと思うんですが、あれってママンの仕業なん?それとも鬼梗さんでしょうかね。

ラストで「電話のない部屋に掛かってきた電話」というのはアニメ版最終話(第1話)と関係しているのかな?もしかして。

上津未原は幾重にも被さっている世界だということですが、それって「似たような世界が複数ある」ということなのかしら。序文と結末が同じで、過程がちょいと違っている物語が幾重にも重なっているというべきか。


犬飼真琴

 龍皇をその身に降ろしていましたね。つか、衣緒きゅんや加賀さんやフウ(水菜)なんかの顔のない月組と違って扱い良過ぎるよね、Re-Leafやその系譜組は。

御堂寧々
 うおおおおおお投げっ放しのまま終わってないかね?いやまぁ、飽くまで添え物のサブキャラなんですよって言われると何とも言えないのですが。

彼女の出生について明かされませんでしたが、複数作品にまたがって存在する設定が関わっているっぽい?のでORBITの別作品にてまた出番があるのかもしれませんね。

御堂香陽
 シュトーラが香陽を付け狙うのは彼女が目的を邪魔する最大の障害ってこととか、過去に壊滅的被害を与えられた?こととかが関係しているんでしょうが、香陽の目的は何なのかしらね。単純に考えれば寧々とほとんど同じってことなんでしょうが。

うんと、まぁ、寧々同様色々と投げっ放しな感じでしたよねー。彼女を出さんでも、その役割を寧々とか辻の占い師とかに押しつけてもいいわけですし。
 
橘左近
 よー頑張った(´・ω・`)

守東春彦
 最後はリセットが利いたからよかったけど、まさか随神館で斃れちゃってたの?(´・ω・`)

アンディの台詞から考えるに、どうも七宮館の方は無事とは言えないまでもそれなりに生き残りがいたったぽいのでそうとは言えないかもですが。

白川明日菜
 アニメの話を加味するとユーリカに血を吸われてそうなモノですが、リセットしたんでしょ?だったら起きていないはずですし、でもエンドにちらりとも出てきていないのはちょっと違和感(それを言えば胡蝶三姉妹も、ですが)。

桃華戯曲
 ゲームラストで次回予告よろしく表示されていましたが、無数の剣が突き刺さっていたのは本物の鬼梗?トウカ?桃香@男雛?




雑感


 ペルソナ3というゲームがあってな。いや、その、ごめんなさい。ガンパレでもいいや。

学園という箱庭が舞台で、とか。PCを操って、一年間一人の生徒としての生活を過ごすSLGである、とか。規模が大きかったり小さかったりするけれども、ある種のセカイ系の面もある、とか。

そういう意味では似ていますよねー。あれらだと結局ヒーローは役目を終えるとその生涯を閉ざしてみたり、“別の世界”を救いに行かなければいけなかったり、そんな感じの終焉が待っていたわけですが、桃華月憚桃香きゅんは普通の生活に戻るのね。

きちんとしたハッピーエンドでよかったよかった。

#P3は人間を止めて全知全能の神様になることで世界を救ったんだけど、全知全能になってしまったが故に自我を、“自分”を失って、世界に溶け込んでしまったのではないかと。人の心に潜むシャドウみたいにさ。