スカイガールズ 第8話「温泉へ行こう!」の感想文です

 災害時に温泉街を復興したことでお礼の手紙が届き、なし崩し的に慰安旅行モドキとなる。
けれども、その裏ではワームの侵攻が迫っていて、それに対抗する部隊にいつの間にか乙羽たちも組み込まれていた。
 その事実を知って乙羽は………。

というのが今回のお話の大体の流れでしょうか。

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 乙羽は戦争に、というか、ワームに対して並々ならぬ感情を抱いていて、だからこそあそこまで拒否したんでしょうね。先の戦争で父や弟を亡くしていればそりゃそうなるでしょうし、そもそも実験機のテストパイロットに志願したのであって戦争のために軍属になったわけではない。言っちゃえば、高価なオモチャに触れさせて貰えるからであって危ないことは(危機の故障や飛行中の事故は例外として)ないと考えていた。それに対する裏切りに怒っていた部分もあるんでしょう。
そんな彼女の説得に、人々の“心”に残る未だ癒えぬ戦争の傷跡を使うのはいいんですが……あまりにもあっさりし過ぎていやいないかと。もうちょっと溜めてもよかったような。そうでなければ視聴者の目には乙羽の頭の弱さがプラスではなく、マイナスに映るんじゃないかなー。いや、尺の都合とか制作側の「魅せたいモノ」がそういうとこにないのであればこんなこと言っても詮無いのですが。

個人的には瑛花さんが温泉に惹かれているんだけどもそれを隠そうとしている描写であったり、冬后大佐との二人っきりでのやり取りとかに萌えていました。世話女房かいなあんたは!まぁ冬后大佐も自分の弱みを他の奴には見せないで、瑛花のいるところでだけ露わにしているあたり確信犯的ではあるのですが。

そんなこんな色々なところでちょいちょい恋愛フラグが立ちつつ、戦争の空虚さを軽く示し、そんな場所へ彼らが赴くための準備回となっていましたね。遼平頑張れっ!もっと押せ!むしろ押し倒せ!