今日のアニメ雑感@08年3月24日分「今回はTBを送るため雑記から分割」


【オモシロ!( ゜∀゜)A★★★★★】

【ΣΣ!( ゜ Д ゜ )B★★★★☆】
AYAKASHI 最終話「共生」
灼眼のシャナⅡ 第23話「危難の胎動」
シゴフミ 最終話「シゴフミ

【フツ-( ゜ω ゜)C★★★☆☆】
機動戦士ガンダム00 第24話「終わりなき詩」
俗・さよなら絶望先生 第12話「着陸の栄え」「或る女役」「波に乗ってくるポロロッカ
レンタルマギカ 最終話「アストラル」

【イマイチ(′_`)D★★☆☆☆】

【ツマンネ(- ⊿ -)E★☆☆☆☆】





AYAKASHI 最終話「共生」
 視聴している最中は楽しめていたのですが、終わってみるといい意味でも悪い意味でも残るものがない作品でした。

 全体的に掘り下げが足りないため、登場人物たちの台詞や行動がどうにも軽く、薄っぺらく思えてしまう。
 尺の都合というのもあるんでしょうが、それならばどこかひとつに焦点を絞ってそこだけ密度を保って描いてくれれば……。なんだかどこも広く浅くという調子でいまいちピンと来なかったなぁ。

 ですが、その分大筋では原作に忠実だったんでしょう。話の筋としては特に破綻もなく、綺麗に盛り上がって綺麗に締まった感じ。投げっ放しの伏線もありますが、その辺は視聴者の解釈にゆだねる、ということだったのでしょう。
 全体的に見ればそう悪くはない作品だったんじゃないかなと。


灼眼のシャナⅡ 第23話「危難の胎動」
 悠二がきちんと主人公してて、シャナもそれに応えるように彼のパートナーであって。
 その辺は素直に良いな、と思えましたね。どちらもお互いに寄り掛かっておらず、信頼がある。カッコイイね。

 マージョリーさんと千変の対決は見所のひとつかと思っていたら何だかあっさりで残念な感もありますが、代わりにその他はぼちぼち気持ちよく盛り上がってくれそうな感じ。

シゴフミ 最終話「シゴフミ
 その普通、特別だね!

 岡野回で書くべきことは書いちゃったので、総括として僕が言うことはほとんどないんですよね。
http://blog.livedoor.jp/wooden_face/archives/50490933.html
http://blog.livedoor.jp/wooden_face/archives/50490943.html

 なので、僕にはなかった視点での感想をご紹介。

【シゴフミ 第12話「シゴフミ」(最終回)】(パプリカさん家のアニメ亭)
本作ではこの社会の傍観することの無責任さと、される側の苦悩と逃避をずっと描いてきました。


どうにもならない現実へのわずかな可能性、期待みたいなものが、要や夏香、チアキたちの存在なのかな~と思います。


決して、何から何まですべて自分のために力を注いでくれるわけでは当然ありません。
自分が現実と向き合ったとき、ほんの少し力を貸してくれるそんな存在。


逃避によって作り出されたフミカが、文歌を一方的に攻め立てる行為は、自分の積み重ねてきた3年間を否定することで、同時に、文歌がフミカを否定することは、それ自体が逃避となるといった感じでしょうか。
どちらにしても、自分と向かい合うこと、相手と向かいあうことは、今の社会にはとても重要な行為で、とても痛いモノとして受け取るべきかと思っています。


 やはり、結実するテーマはメメント・モリ。精一杯に、(心だけでも)力強く生きて行きましょう。目を逸らさないように、胸を張って。

 結局行き着く先にある言葉はとんでもなく陳腐なものではありますが、僕は好きだな。少なくとも、半ばを過ぎるぐらいまでの息苦しさを耐えてよかったと思えるだけの作品でありました。

機動戦士ガンダム00 第24話「終わりなき詩」
 陣営など関係なく、続々と戦死する登場人物たち。今回は終始クライマックスといった具合でした。

 CBの面々が亡くなるのも、コーラが逝ってしまうのも、ま、必然なんですよね。CBの面々なんかは全滅しちゃって、最後にチャム・ファウハロだけが残るとか、そういうエンディングの方がスッキリするもの。

 CBはご高説を掲げても、圧倒的な暴力を行使して少数の意思を“世界”へぶつけるという、あまりにも強引過ぎて、あまりにも血なまぐさい連中であるわけで。そんな理不尽に抗するのは、この世界を諦めてない人たち。正当な手段で、世界を少しずつでもマシにしていこうという人たち(たとえば、超兵として実験を重ねられていた子供たちを救ったのは「全部殺すしかない」のアレルヤではなく、きちんと正規の手段で計画を頓挫させた荒熊さんの方でしょう)
 CBのメンバーが亡くなることが悲しいのではなく、彼らの所業で生命を失う人たちが出てくることが悲しいんですよねぇ。や、トリニティよりはマシとかそういう話ではないんですよ。

 世界の防衛反応、拒絶反応に対して、CBはどう向き合うのか。彼らは絶対者を失い、自由意思を持った人間として現実に立ち向うことを選んだ。はてさて。

……僕は(出来れば太陽炉と疑似太陽炉のどちらも搭載されていない)フラッグがガンダムやアレハンドロのMAを倒す姿が見たいなぁ。

俗・さよなら絶望先生 第12話「着陸の栄え」「或る女役」「波に乗ってくるポロロッカ
 半分寝ながら観ていたせいか、どんなお話だったか思い出せない。
 こういうとき、他所さまの感想を読むと楽なのですが、どうせそんなに内容を詰めるつもりはないのでなんとか自分で思い出そう。

 えーと、ソフトランディングがどうとか言ってた。霧ちゃんがガバーっとか。あと、何かモブに改蔵とか羽美ちゃんとか地丹とかを見掛けたような気がする。

 うん、まぁまぁ面白かったんでないかと。一夜経つとさっくり忘れてしまっているような回でありましたが、別におもんなかったわけではなく、頭を空っぽにして楽しめていた、ということでしょう。うん、きっと。

レンタルマギカ 最終話「アストラル」
 アスモダイ召喚には複合魔h(ry

 (´・ω・`)

 映像化に際して、スピード感とけれんみ重視(面白く魅せるためなら整合性を無視することもある)にした結果が本作なのでしょう。
 それは悪くなかったと思うし、どうしても仕方ないことだとは思うんですが、僕が原作で魅力を感じていたのは削られてしまった部分だったんですよねー。

 原作の醍醐味は重厚な設定に裏打ちされたズルのない戦闘だったり、主人公やヒロイン以外のメンバーも十二分に掘り下げてくれた人物描写であり。それがバッサリ削られたり、薄まってしまうと……うーん。

 いっそ短編エピソードは全て削ってしまってもよかったんでないのかとか、飽くまでもいつきメインで行くなら『鬼』と『錬金術師』は取っ払ってしまってもよかったような気も。ま、この辺は二期への伏線というか、含みを持たせるため、ということなのでしょうけどもー。