あのラジオには結本ミチルさんが足りない
【WEBラジオ 無重力地下放送 56回 マージャン漫画とか4月開始の新アニメ感想とか】(利口系無重力blog@北大)
S・Aは最高の萌えアニメである隠の王と枠が被っているので見切っちゃいました。
かのこんはエロをエッセンスにしたギャグにすればいいのに、寸止めエロこそがメインディッシュなんですね。
結局、寸止めっちうのはカタルシスたりえないと思うんですよ。寸止めエロを気の利いたギャグに昇華することで、溜まったモノが気持ちよく解放される(誤解を招きそうな表現)。
メイドガイはそれが出来ているんですが、かのこんはちょっとまだまだというか、エロをギャグに変換出来ていないんじゃないかなー。
■true tearsについて
あの物語は割りと素直な物語で、たぶん変に難しく考えない方が楽しく視聴出来るんでないかなと。
ちなみにイメージソングアルバム『Tears…for trush』を聴くと、僕が13週掛けてそれぞれのキャラクターについて書いてきたことが5分ちょいで説明されていたりして、しょんもりです。
乃絵のイメージはそのまんま天使なんだなーとか、腑に落ちる点も多々ありまして、まだ聴いたことのない人は再発見出来ることもあるかもですね。や、本当に魂の籠った楽曲ばかりでありまして、お勧めですね。
ttは境界の物語で、それはつまり“子供”と“大人”の狭間でもがく人々が描かれているということなんですね。とにかく境界にいる人たちが多い。狭間で足踏みしているうちに、ある種の感情が淀んでしまい、前が見えなくなっている人たちが多い。彼らというのは、道筋が分かっているつもりなんですよ。どう行けばいいのか、目的地までの順路が頭に入っているつもり。自分が立ち止まっているのはほんの少しの休憩だったり、誰かが後ろから付いて来ないよう蒔くためだったり、気分が向かないだけだと、そう思っている。
けれども、本当は分かってないんですね。
それに、“分かっていない”ことに気付くのが、この物語とも言えるんでしょう。そして、足踏みしていてもしょうがない、迷ってもいいから取り敢えず前へ進んでみるか、足を踏み出してみるかな、となるのが、本作の行き先。知らない道でも、一度迷ってでも道を覚えてしまえば、もう迷わないよね。
どこまで行っても青春を描いた物語。
……ややこしいのは眞一郎ママンで、彼女は大人の女性という視点から比呂美を見ていて、それはたぶん、彼女に彼女の母親を重ねてみていて、彼女がまだまだ少女だということを、子供だということを、“湯浅比呂美”だということを、忘れていたような、そんな節があった。
物語的にいうと、眞一郎ママンの役割は単に眞一郎と比呂美の関係を押し留める壁であり、前へ進ませる起爆剤だったんですが……まあ、この辺焦点をぼやけさせる一因だったのかもしれませんね。彼女が“女性”から“母親”に立ち戻るのも境界からの移動だったのよ、ということではないんでしょうしね(この程度の属性変更は誰もが日常的に、スイッチを切り替えるように行っていることでしょう)。
イメージソングアルバムの中で、特に『宝物』と『透明な羽根で』が胸を打って、「ああ俺が書くことはもうないな」と思っていたtt。いつかまた、時間が経ってから語る日が来るのかな。
この物語は決して完璧ではなくて、脇役が目立ち過ぎている感もある。けれども、素晴らしい物語でありました。非常にお勧めの作品です。
■関連記事・リンク
【true tears】(まぬけづらの浪漫倶楽部)
Tears...for truth~true tears イメージソング集~
S・Aは最高の萌えアニメである隠の王と枠が被っているので見切っちゃいました。
かのこんはエロをエッセンスにしたギャグにすればいいのに、寸止めエロこそがメインディッシュなんですね。
結局、寸止めっちうのはカタルシスたりえないと思うんですよ。寸止めエロを気の利いたギャグに昇華することで、溜まったモノが気持ちよく解放される(誤解を招きそうな表現)。
メイドガイはそれが出来ているんですが、かのこんはちょっとまだまだというか、エロをギャグに変換出来ていないんじゃないかなー。
■true tearsについて
あの物語は割りと素直な物語で、たぶん変に難しく考えない方が楽しく視聴出来るんでないかなと。
ちなみにイメージソングアルバム『Tears…for trush』を聴くと、僕が13週掛けてそれぞれのキャラクターについて書いてきたことが5分ちょいで説明されていたりして、しょんもりです。
乃絵のイメージはそのまんま天使なんだなーとか、腑に落ちる点も多々ありまして、まだ聴いたことのない人は再発見出来ることもあるかもですね。や、本当に魂の籠った楽曲ばかりでありまして、お勧めですね。
ttは境界の物語で、それはつまり“子供”と“大人”の狭間でもがく人々が描かれているということなんですね。とにかく境界にいる人たちが多い。狭間で足踏みしているうちに、ある種の感情が淀んでしまい、前が見えなくなっている人たちが多い。彼らというのは、道筋が分かっているつもりなんですよ。どう行けばいいのか、目的地までの順路が頭に入っているつもり。自分が立ち止まっているのはほんの少しの休憩だったり、誰かが後ろから付いて来ないよう蒔くためだったり、気分が向かないだけだと、そう思っている。
けれども、本当は分かってないんですね。
それに、“分かっていない”ことに気付くのが、この物語とも言えるんでしょう。そして、足踏みしていてもしょうがない、迷ってもいいから取り敢えず前へ進んでみるか、足を踏み出してみるかな、となるのが、本作の行き先。知らない道でも、一度迷ってでも道を覚えてしまえば、もう迷わないよね。
どこまで行っても青春を描いた物語。
……ややこしいのは眞一郎ママンで、彼女は大人の女性という視点から比呂美を見ていて、それはたぶん、彼女に彼女の母親を重ねてみていて、彼女がまだまだ少女だということを、子供だということを、“湯浅比呂美”だということを、忘れていたような、そんな節があった。
物語的にいうと、眞一郎ママンの役割は単に眞一郎と比呂美の関係を押し留める壁であり、前へ進ませる起爆剤だったんですが……まあ、この辺焦点をぼやけさせる一因だったのかもしれませんね。彼女が“女性”から“母親”に立ち戻るのも境界からの移動だったのよ、ということではないんでしょうしね(この程度の属性変更は誰もが日常的に、スイッチを切り替えるように行っていることでしょう)。
イメージソングアルバムの中で、特に『宝物』と『透明な羽根で』が胸を打って、「ああ俺が書くことはもうないな」と思っていたtt。いつかまた、時間が経ってから語る日が来るのかな。
この物語は決して完璧ではなくて、脇役が目立ち過ぎている感もある。けれども、素晴らしい物語でありました。非常にお勧めの作品です。
■関連記事・リンク
【true tears】(まぬけづらの浪漫倶楽部)
Tears...for truth~true tears イメージソング集~