人の業深さとか

【性の意味】(隠れ蓑~penseur~)
 僕がこの話題に触れるには、まずこの人とか、このゲームとかあのゲームとかその映画について考えをまとめておかないといけないような気がします。
 いや、これは誰しもがそうではならないということではなくて、あくまで僕の、僕だけにまつわる凄く個人的な問題として、ですよ。

 でまー、今僕がやろうとしているのは行うべき過程をすっ飛ばすことであり、つまりは「あんまり練られていないよ」ということであるんですがご容赦を。


 彼ら(ギャルゲ主人公たち)はまるで人間の業から解き放たれているかのように振る舞っているけれど(その振舞いを真と見る人は、彼らに惹きつけられてしまう)、決してそうではない。ただ、それを見詰めていないだけ。真摯にそれと語り合おうと、向き合おうとしていないだけなのだよ、ということかな。
 それはすなわち人として練り込まれていない、未熟である、と。

 ある種の深淵があって、そこを覗きこもうとしないのは、怯えがあるから、慄いているからだと、僕は思いますね。僕もまた、チキンのひとりではありそうです。怖いな、抜け出られなくなりそうだな、と考えてしまうし、ある種の諦観を持って接するしかないとも思っている。

 と、非常に抽象的な返しをしたんですが、いやはや伝わるのかどうかは不明。