乃木坂春香の秘密 第7話「…大好きなんです」雑感
なんか違うアニメなってました。
ルコに群がるモブ戦闘員たちは絶対にエロいことをしていると思うんですが、どうか。てゆかしろ!!
凄く気合が入っているのはよく分かるんですが、いちいち軽い。
これまで積み重ねて来たものが、無い。
だから、裕人の啖呵は……正直詭弁にしか聞こえない。
「オタクにも悪い人、良い人どっちもいるよー」とか、「オタク趣味ってこんなに楽しいものなんだね、でも適量にしておこうね」とか、作中でもっとじっくりやっていれば、というか。
それを裕人がしっかり目にしていれば……と思ってしまいます。
分かるかな、それ乃木坂父とやってること同じだよ。春香だけを見て、「アキバ系趣味は別に悪いものではないじゃないか!」というのは、偏見だよ。視野が狭過ぎる。
それ、オタクを、アキバ系趣味を主語にしてはいけない。
本当はさ、春香を主語にして、つまり、前回書いたように、アキバ系趣味は全部悪いもので、春香は他の部分で補っていますよー、ということが言いたいんでしょう。
学業も習い事も真面目にやっているんだから通俗に反するけれど別にいいでしょ、ということしか言ってないし。
「どんな気持ちでこの趣味に~」とか言ってもさ、たとえば「どんな気持ちでこの合法ドラッグを使っているかと~」と言い換えてもいいくらい、切実さはあるけれど、積極的肯定ではなく消極的肯定。
「(これは悪いものだけれど)しょうがないんだ、こうしなければ立ち行かないんだ」
ということですよね。
それでいいんかいな。
そういう、どこまでも息苦しい、前の見えない物語なら、そういうのが見せたいのであれば、それはそれでいいんですけどね。
ただ、そうなると、本当に辛い物語になってしまう。登場人物たちが笑顔であればあるほどに、周囲がうぶなカップルを応援しようと奮闘すればするほどに、“それ”は徐々に狂気を育て上げ、でっぷり肥えせるだけ。
フォアグラのような作品です。いい意味でも、悪い意味でも。
そういう風に見ると、別のおもしろさが浮き上がって来てしまうんですよ。萌えアニメという看板であるだけに、美少女キャラが前面に出ているだけに、酷く痛烈なユーモアがあるんですよ。
それで、いいのかな。
僕は、そういうことを言っている。何も、中傷を書き上げたいわけじゃない。
そのユーモアを、肯定するのであれば、それは確かに賛歌なのでしょう。痛ましいけれど、それは本作が真に魂の籠った作品ということなのでしょう。
制作側が“分かっていない”わけはなくて、たとえば、たぶんストライクウィッチーズなんかは故意犯。あれは正しく賛歌なんでしょう。
スタッフの器の大きさを知りたい。そういった意味では、本作にもまだ興味あるかな。
ルコに群がるモブ戦闘員たちは絶対にエロいことをしていると思うんですが、どうか。
凄く気合が入っているのはよく分かるんですが、いちいち軽い。
これまで積み重ねて来たものが、無い。
だから、裕人の啖呵は……正直詭弁にしか聞こえない。
「オタクにも悪い人、良い人どっちもいるよー」とか、「オタク趣味ってこんなに楽しいものなんだね、でも適量にしておこうね」とか、作中でもっとじっくりやっていれば、というか。
それを裕人がしっかり目にしていれば……と思ってしまいます。
分かるかな、それ乃木坂父とやってること同じだよ。春香だけを見て、「アキバ系趣味は別に悪いものではないじゃないか!」というのは、偏見だよ。視野が狭過ぎる。
それ、オタクを、アキバ系趣味を主語にしてはいけない。
本当はさ、春香を主語にして、つまり、前回書いたように、アキバ系趣味は全部悪いもので、春香は他の部分で補っていますよー、ということが言いたいんでしょう。
学業も習い事も真面目にやっているんだから通俗に反するけれど別にいいでしょ、ということしか言ってないし。
「どんな気持ちでこの趣味に~」とか言ってもさ、たとえば「どんな気持ちでこの合法ドラッグを使っているかと~」と言い換えてもいいくらい、切実さはあるけれど、積極的肯定ではなく消極的肯定。
「(これは悪いものだけれど)しょうがないんだ、こうしなければ立ち行かないんだ」
ということですよね。
それでいいんかいな。
そういう、どこまでも息苦しい、前の見えない物語なら、そういうのが見せたいのであれば、それはそれでいいんですけどね。
ただ、そうなると、本当に辛い物語になってしまう。登場人物たちが笑顔であればあるほどに、周囲がうぶなカップルを応援しようと奮闘すればするほどに、“それ”は徐々に狂気を育て上げ、でっぷり肥えせるだけ。
フォアグラのような作品です。いい意味でも、悪い意味でも。
そういう風に見ると、別のおもしろさが浮き上がって来てしまうんですよ。萌えアニメという看板であるだけに、美少女キャラが前面に出ているだけに、酷く痛烈なユーモアがあるんですよ。
それで、いいのかな。
僕は、そういうことを言っている。何も、中傷を書き上げたいわけじゃない。
そのユーモアを、肯定するのであれば、それは確かに賛歌なのでしょう。痛ましいけれど、それは本作が真に魂の籠った作品ということなのでしょう。
制作側が“分かっていない”わけはなくて、たとえば、たぶんストライクウィッチーズなんかは故意犯。あれは正しく賛歌なんでしょう。
スタッフの器の大きさを知りたい。そういった意味では、本作にもまだ興味あるかな。