Mission-E 第8話「ちょいヤバ、デート大作戦!」雑感

 麻織かわいいよ麻織。ロリコン万歳!

 稲村さんの演技が徐々に「いつもの彼女」らしくなっているんですが、これはどうなのか。

 前回書いたように、殻で覆っていた、壁で守っていた、そのままの少女としての麻織が出て来ていますよ、そういう演技なのかな。
 あまりにもギャップがあり過ぎるというか、可愛過ぎるのが困りもの。くそう。僕のことも変態呼ばわりしてください><

 アドルくんの行動、怖いかな。裏があって、“分かって”いて、あのような行動を取っているのか。だからこそ、冒頭で姉への宣言があった。
 だとすると、恐ろしい……というか、どうしようもなく寂しい。そうではないことを、信じたい。アドルくんを好きでいたい、子供をからかっているつもりがいつの間にやら本気になっちゃう彼を好きでいたいッ!

 ロリコンだと思っていたら近親相姦的なシスコン、ですか。どうしようもない変態だぜ!!大好きだっ。

 本来の、優し過ぎる、スパイなんてどうやっても似つかわしくない、アドルくん。

 いや、いいんでないかな。今回は、いいんでないかな。同い年だったり、年上だったりする女の子よりも、勝気な年下の女の子の方が似合っているよっ。

 アドルくんの台詞は、多くが、自分に返って来てしまう。自分も、“普通”ではないからこそ、跳ね返って来てしまう。

 麻織と違うのは、アドルくんは、自分で選んだ。その道を、選んだ。もともとの家柄がそうだった、というだけでなく、姉のために、受け入れて、その道を進んでしまった。
 この違いが、後々大きく響いてくるのかな、と思う。けれど、今回の、この時間が、麻織だけでなくアドルくんにも、前へ踏み出す後押しとなってくれるかもしれないな、とも思う。

 麻織は“痛み”を経験しても、まずまず幸福になれるだろうな、という読み取りは出来る。読み取りっちうか、そういうテンプレに沿ってるよね、と言えるでしょう。
 しかし、アドルくんはどうなんだろ。仮に過去を乗り越えたとして、それで普通に幸せになれてしまったら、それは嘘だよね。彼の“これまで”が否定されてしまう、彼の懸けてきた時間は、彼を苛み続けるわけで、それどころか……となってしまう可能性も孕んでいる。

 だから、わからない。そういう“嘘”を吐かれても、どうでもいいと思えるような、そんなハッピーエンドが待っていればいいなー。