携帯投稿:不二子ちゃんは怖くてクラリスを欲するということ

 ルパンがどうしていたのかを思い出し、何故そうしていたのかに考えを巡らせることも悪くないよね。

 思い返せば宮崎監督はピュグマリオンコンプレックスからの脱却を目指した葛藤を常に描いていて、富野監督はマザコン自己嫌悪からマザコン肯定に走っていたのだよね!(違

 ま、しかし、どちらも根は同じなのかな。

 自己承認、かー。それが欲しいのは、わからなくもない。

 けれど、なんていうのかな。そんなの嘘か本当かわからないじゃない。一時本当でも、明日には嘘になってるかもしれないじゃない。第一、“それ”が嘘なのか本当なのか判断しているのは、自分じゃない。

 だったら、どこかで割り切って、自分が自分を認められる方を歩いた方が、健全でないかな。

 ロックンロールで行こう、なんていうと大仰かな。疲れたら、そうねたまにはグループサウンズでも。

 ほかのどこにもない、ぼくがめんどうをみた、ぼくだけのばら。

 あれを恋人ととるか、彼自身と取るか。花は、たぶん枯れてしまった。それをはっきり自覚したとき、彼は蛇に噛まれて“星へ帰った”。

 小さな彼は蛇に噛まれて死んじゃった。

 僕は、とりあえず“バラ”の面倒を看ようかなと。僕しか看る人がいないし、だからこそ僕だけのバラなのだし。

 それはきっと、僕以外の誰が見ても他と見分けがつかないのだ。