雑記とか その101「今日はゲームの話」

【2009.02.24 [グローランサー] キャラクターページ更新!】(グローランサー公式)

 ラングリッサーグローランサーと言えばお馴染み高田慎二郎さんがメガテンシリーズであるところのデビルサバイバーを作っていたので「ああ、アトラス終わったな」とか勝手に考えていたのですが、なんだ、グローランサーのPSP版を作っていたのね

 単なる移植ではなく、おそらくリメイクになるようで。
 なんか見覚えのない顔がトップに現れていますが、これは新キャラが増えるのか、それともあんまり僕個人は好きではない妖精育成が盛り込まれるのでしょうか。ゲームの性質上、ティピは第二の主人公とも言うべき立場だと思うので(主人公とかって呼ぶと気に食わない方もおられるでしょうので、言葉を換えると第二のヒロインどころか正ヒロインって言ってもいいくらい)、変に弄らないでいいと思うんですけどねー。

 ただ、なんのかんの文句を言いつつも買っちゃうかもわかりません。僕は正直、この頃のメインヒロイン優遇制度を推していますし。

 カーマインは喋らない子(つーかシリーズ主人公はみなそうなのですが)なのですが、細かい選択肢が数多くあり、プレイヤーが“ある程度”は自由に性格付けして楽しめる、ある意味真っ当な意味でのRPGでもありますし、物語からシームレスに展開していく戦闘はやっぱりドラマチック。戦闘がリアルタイムSLGなのも、僕の好みに合います。雑魚戦はともかく、毎度一定以上に頭を遣う必要があるゲームは楽しいのですよ。

 まあ、いわゆるキモウトヒロインはちょっとあれなのですが、インペリアル・ナイトとか燃えるよね。今改めて直視すると悶えますが。

 あ、でも7も作ってくれると僕は嬉しいです。

 正直、5と6はイマイチでした。システム的な冒険はまだ許せるのですが、ぶっちゃけ話がおもんない。

 「様々な“流れ”が絡み合ってひとつの物語を形作っていく」というのはよいのですが、一本の筋が、全ての流れを引き受ける“軸”が弱かった、という印象。

 5は章ごとに主人公が変わる形式なのはよいのですけど、そのお陰でキャラクターに思い入れを入れる期間が短かった。それぞれを掘り下げたり、パーティの関係性を親密にする過程がごっそり省かれており、大河として楽しもうにも、ラスボスが「謎の存在」のまま終わってしまったので消化不良(せっかく謎の美少女なのにね!)。

 や、スリーパー関係はあくまで6への布石であって5の主題は「平和ってなんぞや」だったことは分かるのですが、だったら主人公はそもそもクライアスにでもすべきだったんじゃないかなー。主人公が抱えているものと、作品の主題がリンクして、うまく身体にマッチしませんよー。

 ……ファニルなんぞメインヒロインに据えるより、スリーパー化した村の兄ちゃんとか、妹系幼馴染とか、もっともっと掘り下げて欲しかったなー。そういうミクロな関係性を、主人公は大事にしたかったのだよ、と。

 6はファンタシースター的な、むしろファンタシースターオンライン的なストーリーラインを感じました。いや、いいんですけどね、SFに寄ったって。しかし、そのことよりも主人公の属する組織が胡乱だったために国々への感情移入度が乏しかったかな。もっと言うと“街”への親しみっていうか。

 毎度毎度戦争を扱っていて、それぞれの国々に味のあるキャラクターを用意しており、単純な正義とか悪とかのない人物造形をこそ魅力に感じていたのに、なんだか最初っから国家を越えた組織にいて活動していると、「各国なりの正義」を感じられない。彼らの持つ主張の“正しさ”ではなく、“真っ直ぐさ”といいますか、“切実さ”を感じられなかった。

 これは大陸をふたつに分けちゃったことも関係しているのかなーとも思いますが、やっぱりシリーズの醍醐味を楽しめなかったのは痛かったですねー。

 6は「全員がメインヒロインだぜ!」みたいな感じで、焦点がボヤけてしまったといいますか、結果として主人公とヒロインそれぞれの結びつきが弱まっていたように感じられてしまった、という印象。
 イリステレサもアニータも「以前のメークリッヒ」を求めているあたり、これはどうしようもないのだけれど、遣る瀬無かった。「以前のメークリッヒらしさ」を、「現在のメークリッヒ」から感じ取ろうとしていて、それは違うんじゃないって、素直に思ってしまいましたよ。「あなたは勇者様!」と五月蠅い妖精も、理想を押し付けようとしているように僕の目には映りましたし。

 そういった意味ではウェンディがメインヒロインっぽい立ち位置なのは結構なのですが、いかんせん設定的な関係性の補強がないというか、まー、ぶっちゃけ味気ない会話を繰り返しているだけで特にこれといったイベントもなくいつの間にか好きになっているという不思議現象が起きてしまっていたんですよねぇ。彼女かネーリスのシナリオにもっと尺を割いてくれれば僕も文句はなかったのですけどね!(欲を言えばふとん犬もラスボス戦に連れて行きたかったけれど、それはさすがに言いっこなしということで)

 そんなわけで、次こそは!7こそは!出てくれれば必ず新品で、しかも限定版verを買うことは約束するので頼むから出て欲しいですね!


 ……なんかこー、本当はもっとGAで「まーたかなんさんがいなくなってる('A`)」とか話したり、アマガミゲーム性を忘れない会話システムが痺れるよねとかとか、語るべきことは盛り沢山だったはずなのですが、時間切れ。僕本気で言いますが、アマガミはシステム的な意味では理想の恋愛SLGなんですよね。いいじゃん駆け引きを楽しもうぜ、ゲーム的な意味で。