うたわれるもの 第23話「心の在り処」の感想文です。

あらすじ

 クンネカムンの襲撃を辛くも撃退したトゥスクルの皆々。ハクオロは前回の一件から白昼夢や幻覚に悩まされるようになり、エルルゥは契約を思い出してしまい、心中複雑な想いに懊悩する。
沈んでいたエルルゥに対し、ウルトリィはとある秘密を話し……。
一方、クンネカムンではゲンジマルとサクヤが國を出奔しトゥスクルへと向かっていた。





感想

 22話のコメント欄でおおよそのことは書いてしまったんですよねー。
 改めて同じ様なことを書きますが、ウルトリィがエルルゥに向けてとんでもないことを話していました。
まぬけづらはハクオロの正体を「クンネカムンの神様」だと思っていたのですが、どうやらこの世界観の中での主神・「ウィツァトミテア(字が合っているか自信なし)」だったみたいです。

 その後はまぁ「魂や身体を捧げようとも心だけはあなただけのモノで、何物にも縛られることはない」というようなことを説いていました。これはつまり「エルルゥのハクオロへの想いは契約に因るものではなく、自然に育んだ気持ちだよ」ということですよね?
やっぱりエルルゥは「自らの抱いているハクオロへの想い」がどこから来た想いなのか疑問を持っていたわけで、「契約の効果なのだとしたら……」という不安を感じていた訳ですね。
契約の効果だとしたら自らのアイデンティティの否定にも繋がっちゃう訳で、でもハクオロへの想いは消えない訳で、凄く辛かったと思うんですよ。
……このネタはもそっと引っ張って、ハクオロと軽く不和になったり、その影響でトゥスクルの面々も不安を覚えたりと色々やっちゃっていいと思うんですけどね。やっぱり尺がorz

 次にハクオロの白昼夢。あの研究所に居た“ハクオロ”が“トゥスクルのハクオロ”と同一人物なのかは疑問ですよね。“ハクオロ”とは亡きトゥスクルにもらった名前のはずですし、この世界とは状況も違います。どんどん謎が膨らんでいきますねー。
 たとえば現在の物語の舞台が「実は未来の地球」だとしても「小山力也声の研究員or小山力也声の研究員の血を吸って、声だの性格だのをコピーしたウィツァルトミテアがコールドスリープかそれに準ずるモノで長い間眠っていて、大地震とともに目覚めた」「近未来の地球で小山力也声の研究員が頭に電極を付けられて、電気信号を送られることで見ている“夢”(マトリックスみたいな)」とか色々考えられます。
ミコトというのはもしかしてトゥスクル(人物の方)の「神に捧げられた」と言うお姉さまだったりするんですかね?本当にどんどん話が膨らんでいって付いていくだけで大変と言うか、付いていけているかどうかも不安です。

 で、ゲンジマルとディー。恐らくですが、過去に主従関係を結んでいてディーは長い眠りに就いた。次に目覚める時は世界の命運に関わっている時だなんだと言い残して。妄想ですが。ディーの正体はきっとウィツァルトミテアに対するクンネカムンの方の神様だと思うので。
その上でのゲンジマルの行動には何が隠されているのか。クーヤは幸せになれるのか。
次回以降が本当に気になりつつ、発売一ヶ月前を過ぎてもPS2版のCMが全くでない事に不安を覚えつつ、楽しみにしています。