コードギアス 反逆のルルーシュ 第24話「崩落のステージ」・第25話「ゼロ」の感想文です

ギルフォード!ロイド!ニーナ!(+バトレイ将軍!)

ブリタニア側の重要キャラはみんなメガネ。黒の騎士団は藤堂の配下に一人いるだけで、主要メンバーにメガネがいない。

これが勝敗を分けたなーっ、と思います。メガネの差ですよメガネメガネ。



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 遂に自分の行動理由をナナリーの所為にしちゃいましたね。元から「ナナリーが幸せに暮らせる世界を作るために(これは最初、人種・身分・障害者関係なく人々が幸せに暮らせる世界の意だったはずでしょう)」とは言っていたけれど、「ナナリーがいなかったら…俺は……いったい何の為に!」は思っても言ってしまってはいけなかった。この台詞は自分の罪をナナリーに押し付けたも同然で、コーネリアのゼロ評はまったくもって正鵠を射ていましたねー。
初めに“世界”に裏切られ、だからこそ“世界”を裏切った彼だけれど遂には自分のナナリーへの想いすら裏切ってしまった(一番大切なモノだったはずなのに)。「スザクならどんなことがあっても味方だよな……」と(表面上は取り繕っていましたがかなりみっともなく)縋りついたけれど、拒否されて、もう後はC.C.しかいない。

いいねいいねー。追い込まれているねー。その上で唯一の味方も死亡こそしないだろうけど、「死なない」だけで再会は遠そう。人間としてもうダメだというぐらい壊れてしまうという意味でも、盲目的かつ狂信的なまでにシーツーを求めるであろうという意味でも、彼が第二のマオとなる可能性は全然否定できなくてニヤニヤが止まらない。

■C.C.
 カレンを、シャーリーを、そしてナナリーを切り捨てて完全にメインヒロイン化。しかも二人一緒のキャッキャウフフが約束されたわけではなく、逆に絶対にそうなることがないからこそのメインヒロイン。ルルーシュを先に行かせたときのキスだけが刹那の蜜月でしたが、もうそれだけでシーツーの心自体はかなり癒され(救われたわけではないと思う)たのが救いでしょうか。

■スザク
 ルルーシュが卑怯なのはスザクを追い込んだ末に自分のところへ引き込もうとしたところ。けれどスザクの“世界”はルルーシュほど狭くなくて、逃げ道がたくさんあったのでそうはなりませんでした。まぁ、その狭さがルルの萌えポイントであり哀しいところではあるのですが。
ユフィの死は結果的にはスザクにとってはプラスに働いていて、彼を過去のトラウマから解放してしまった。その上でルルと同じく怨讐の鬼になってしまったのは色んな意味で皮肉よねぇ。
気になるのはV.V.からはギアスについての話を聞いただけなのか、スザクも彼と何らかの契約を結んだのか。これは次回作以降のお楽しみですか。

■コーネリア
 武断派とは言え、もっとも素晴らしかった統治者。彼女を亡くしてしまったのは単なる皇女逝去以上に作品世界的に波乱を呼びそう。
ユフィと二人のシーンではルルーシュとナナリーには同情を示し、個人的にもマリアンヌの死を調べていて、ユフィと組んでさえいれば最大級の味方になる余地があったのに。あ、味方といっても、表向きは利害関係から来るモノでツンデレな感じのソレね。

でも何より楽しい切ないのは残されたギルフォードのことで(*´д`*)

■カレン
 可哀想ー。2期からはどっちにつくのかな。黒の騎士団壊滅後にゲリラとなるかも?と思いつつ、2期開始時にはリフレインの常習者になってて玉城と同じベッドで寝てそうなのが楽しみ哀しいねぇ(薬と男に縋っていたママンと同じ姿には絶対なると思うんですが、どうでしょうか)。

■リヴァル
 せっかく格好つけたのに王子様のポジションはロイドに持っていかれてしまった道化ぶりは(*´д`*)
最終的にどうなるかは分からないけれど、一番平穏に過ごしてそう。

■シャーリー
 全てを思い出してルルへの恋心が甦ることを期待していたけれど、思い出したとしてももう恋心は消えているんだろうなぁ。彼女の恋心は依存ではなく元々一過性のものでしょうし。

■ヴィレッタ
 今まで「本当は記憶が戻っているんだけれど扇と一緒にいる」という妄想を抱いておりました。この結果は残念だなー、と思いつつ。扇がもしも生きていればまだ彼とのフラグは健在ですよね。
……既に扇の子供がお腹の中にいるとかもありえそうで、ちょっと嫌な展開も想像できて鬱ではありますが。

■ロイド
 格好いい(*´д`*)
今回、政治的な理由とか打算とか関係なくマトモに人々を救い出したのは彼だけですよ!照れ隠しに「パーツが……」「婚約者が……」とか言っていたけれど、そういうところも萌えポイントでしたねー。
彼の掘り下げはもうちょいやって欲しいなぁ。

■ギルフォード
 存在そのものが(*´д`*)
政庁防衛を任された時に、コックピットのハッチを開けてのキスとかあれば更によかったんですがルルとC.C.と被ってしまうから省略されたと妄想。いいなぁ、道ならぬ恋!叶わぬ夢……けれどお傍だけには、みたいな。

2期からの彼がどのようになるのかも気になるなー。結局コーネリア殺害はダールトンの裏切りとして処理されることになるんでしょうし、「コーネリアを守り切れなかった」+「ダールトンの翻意を見抜けなかった」責任を問われることになりそう。
消沈して落ちぶれるのか、第二のオレンジとなるのか楽しみだなー。藤堂との決着がまだなのも気になるところですが、こちらは描写されるされない以前に藤堂の出方も分からないので期待はしないでおきます。