ゼロの使い魔~双月の騎士~ 第8話「魔法学院の危機」の感想文です

 うんうん、まぬけづらも考えました。原作がこれだけ気になったのは初めてですよ!

ゼロの使い魔 ~双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ ■コルベール先生
 まぬけづらは以前にブログ記事のどっかでチラリと書いた気がするんですが、「落ちぶれた男が失ったモノ(主に誇りとか)を取り戻す話」が大好きなんですよね。コルベール先生の言う「戦争はよくない。生徒を巻き込みたくない」は確かに本音ではあるんでしょうが、どうにもそういったご高説は彼にとって逃避に思えていました。
流れ的にもう一度自分の忌避していた過去と向き合うわけですよ(*´д`*)
……設定だけで何とか誤魔化そうってんではなく、きちんとエピソードを練ってあげているのは好感(炎の蛇みたいな二つ名はちょっとやり過ぎだと思うけど)。これで原作は「主人公は常に才人&ルイズ」らしいので、それが本当だとすれば面白そうですね。

■アニエス
 あ、アホの子だ!アホの子だ!!!最初に今回の中ボスと相対した銃士隊の死体とか溶かされた武器の残骸とかは恐らくそのまま捨て置かれていたでしょうので、真っ向勝負はマズイって分かっていたはずじゃないですか。
「自分は大丈夫」という慢心か、部下を実力を信じていなかったのか、そもそも考えなしなのか。演出上の都合にしても、この作品って結構アホな子多いよなぁ。コルベール先生とのフラグはどうなるのか!!

と、この様に楽しめました。楽しめたんだけど、同時に物足りなさも感じてしまいました。コルベール先生の存在はおそらく才人にとってかなり大きくて、彼の成長・変化に深く関わっていくはずだったんでしょうが……うーん。もっと大河ロマンちっくな要素を押し出した群像劇みたいな作品であればこれでよかった。これで正解だったんですが……この作品最大の売りであるラブコメが軽視されちゃうのは何とも。メインの軸を盛りたてるサイドエピソードといった位置づけならともかくとして、今回は思いっきり本筋を進めているんでしょうし。

次回以降もシリアスというか、変に気を張り過ぎた話が続いてそのままクライマックスまで、となるんでしょうね。うぅーん、悪くないけれど、ううーん。尺が足らないんでしょうねぇ。