魔法少女リリカルなのはStrikerS 第26話「約束の空へ」の感想文です

 色々と書きたいことはあったんですが、ユーノ君がなのはやアルフと一緒にヴィヴィオの授業をこっそり覗きに行っていたシーンを見てほぼ霧散してしまいました。アルフはまぁ家族や親戚でも間違いではないでしょうし、あるいはフェイトの代理ということで居ても構わないのですが、ユーノ君は完全に他人だものね。
>>水橋かおりさん(ヴィヴィオ役):3rdシーズンになって、最強の2人が父と母になり嬉しかったです。またどこかでお会いたいです。では!
 普通に考えれば「父と母」はなのはとフェイトでしょうけど、作中の表現に照らし合わせれば「最強の二人ともがお母さんとなって」が適当でしょう。父ではない。とすれば、いささかというか、かなり無理やりこじつければ母以外に父も出来たということ。
「最強の~」というのが気に掛かりますが、作中の描写だけを考えるとなのはとのコンビネーションはフェイトよりもユーノくんの方が上でしょう。なのはとユーノ2人と、なのはとフェイトの二人。単純火力はともかくとして、総合力はなのは×ユーノでしょうし。
うん、まぁ、その、みなまで言わずととも何を叫びたいかは読者の方なら分かってくれると思うんですよ。

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高町なのは
 国家権力と言う権威を振りかざし、我を通す彼女。時空管理局に入局してしまったことは、見方によっては無印やA's以上の危うさが見え隠れしていました。StS以前は子供なりの、大人が言うと嘘っぽい青臭い理想論をぶっていて、それに加えて『何処に向けていいのか分からないエネルギー(その源が若さ故の溢れるパッションなのか、「“寂しさ”なんじゃないか?」とかは結構異論がありそうですが)』の宛がい先を求めていたんでしょう。
StSになってからは最初に書いた通り本当に危うくて、視聴者の中には人に魔王とかフリーザ様とか呼んでしまう方も出てきていましたよね。子供のまま大人になった、という感じ。「それは精神が未熟なまま~」というのではなく、「子供だと許された方法を大きくなっても通そうとしている」という感じ(……あれ?同じこと?一応微妙に違うつもりなんですが)

ヴィヴィオの母になることで、もっと違う方法を採るようになるのかと期待していました。そうではなくてはあまりにも危うくて、安定しないように思えるので。けれども結局は変わらないままというか、変われる可能性をどんどん削って凝り固まっていくようになっていってしまいましたよね。これを幸と取るか不幸と取るか、人によっては全然違うんでしょうが、少なくとも暴力の世界からは遠ざかって欲しかったというのがまぬけづら。「もっと違う生き方を探してもよかったよね」とついつい言ってしまう。

けれども、まぬけづらはエピローグでヴィヴィオの授業を覗きに行っている描写を見て色んなモノが吹っ飛んでしまいました。無印を思い出し、A'sのエピローグ直前を思い出し、StSの「ホテル・アグスタ」を思い出し、「そうかそうかアレの結果がこれかよしよし」と妄想を巡らしつつ自分勝手な納得をすることが出来ました。

うんうん、ユーノくんとお幸せにねっ!!フェイトだと不安だけれど、ユーノくんが傍にいれば安心出来ますし。

フェイト・T・ハラオウン
 エピローグを見るとフェイトはストレートロング教でもやっているのではなかろうかと疑ってしまいます。近い将来なのはとヴィヴィオの髪型のことで争いそう。

「いつまでも心が輝いていればツインテールなのはさんテールでもいいんだよ!」
「いやさすがにそれはちょっと周囲には痛々しく幼く映るんじゃないかな」

みたいな。

 冗談はさておいて、スカリエッティを直接捕まえて人造魔導師の一件片づけたのが結局彼女と言うのは気に掛かりました。これはもう色んな見方があるし、難癖も同然と受け取られても仕方のないことなのですが、せめてその場にスバルを置いて欲しかったなぁ、という思いがありまして。
なのはStSの主人公がスバルだと言うのであれば、二つの決着のうちどちらか一つには立ち合って欲しかったので。
ただ、企画段階の初期プロット→シナリオ構成には難がありそうですが、最終的に出来上がった物語的にはこれでOKだとは思います。まぬけづらもスバルよりはフェイトの方が思い入れがありますし、24話感想でも書いたようにあのシーン自体には概ね満足出来ていましたし。

個人的には、その、何と言うか、フェイト×エリオもエリオ×フェイトのどちらもアリだなぁと強く感じました。

八神はやて
 レジアスと違って同志やどんな場合でも付き従ってくれる部下たちだけでなく、間違いを窘めたり諌めてくれる人たちがいる。彼女は彼と違って孤独ではない。
カリム、ヴェロッサ、クロノとの会談(というより歓談が適当か)という描写だったんだろうなぁとは思います。「最近大人しいじゃない」とか「ちょっと無茶をしていた自覚はある」とか何気に物騒な話もしてはいましたけどもw

最終的な部隊所属というか、管理局での立ち位置が分からないなぁ。少なくとも、政治的な後見人は大物揃いですし実際の階級はともかくとして管理局内での発言力は高いんでしょうが。

A'sのときも思ったんですが、はやてはもっとこう、気を抜いて欲しいよね。

スバル・ナカジマ
 なんと言えばいいのか。姉妹共闘と両腕リボルバーナックルであれば前者の方が見たかったなー。両腕にリボルバーなら、その、なんというか、ギン姉が生死の境をさ迷うくらいでないとー。

 けれども最終的に安易なキャラにならなかったのは嬉しかったです。基本的に人を撃つことに躊躇いのないなのはさんと違って、壁をぶっ壊したり、戦いに臨む前に惑ったり。その方が絶対いいよね。

 結果嫌いではないキャラクターとはなりましたが、思い入れはそこまで強くなってくれませんでした。好きかと聞かれれば好きと答えるけれども、難しいなぁ。
やっぱり描写が少ないと、印象が弱まるよなぁ。彼女の背景、性格の形成、動機付け。あらゆる面で“弱い”と感じてしまいました。

ティアナ・ランスター
 自分で凡人と言っている割には新人の中では一番強かったんでしょう。単純火力ではキャロが、スピードではエリオ、災害救助にはスバルかも分かりませんが、一対一ならどのメンバーにも負けないかもしれませんね。汎用性はキャロが一番かな……?

執務官になって、じゃあそれで何を為そうとするのか。それがキーなんでしょうが……描かれませんでしたね~w

ストレートロング教に入信してしまっていましたが、アレはちょっと宜しくないと思います。

エリオ・モンディアル
 エリオの戦術は「将を射るにはまず馬から」とのことで、キャロを落とすためにはまずフリードを手懐けてからでした。……ガリューとも、仲好くなっていました。
てなわけでエリオはキャロだけでなく、ルーテシアともフラグを立てていると思うのです。いや、もしかしたらヴィヴィオとも立てているかもしれません。フェイトさんは言わずもがな!!
……今になって振り返ってみると、なのはStSは彼のハーレムっぷりを生暖かく見守る作品であったのではないかと、そう思わざるを得ません。

 えーと、辺境警備隊のレンジャーですか。うん、キャロにというか、彼女の使役する召喚獣たちに付き合って、というのが大きいような気もします。キャロに付き合ったことだけでなく、他にも様々な意味で自分の可能性を狭めたままの彼。
ヴィヴィオの進路を見ると、それでいいのかなと、やっぱり思ってしまう。まぁ何かほのぼのした職場みたいですし、あのまま平和で居てくれればそれでいいんですが。

キャロ・ル・ルシエ&ルーテシア
 まぬけづらの観方の問題なんでしょうが、パンチが弱かったなぁ。
彼女自身には何の問題もないんですが、どうしても。「エリオ、キャロ、ルーテシアを削ってスバルだけいればいいやんかー!」という思いだけが残ったような。

嫌いじゃないんですけどね。物事にはバランスというものがあって、1クール作品なら許された描写数でも2クールだと“薄く”感じてしまう。魅せたいモノがボヤけてしまう。そう思うんですけどねぇ。

ルーテシアの方は「本当によかったね」としか言いようがない終わり方。だから同年代の子供たちともっと触れ合わせてくださいよっ!ていうのはありますがw

ギンガ・ナカジマ
 前回もそうなんですが、今回もAパートではやけにか細い声。これはまさかキャストの木川さんがギン姉ボイスの出し方を忘れてしまったんじゃないかと疑ってしまう。
いやいや嘘ですよ!!正直、役幅声幅が広過ぎる(演じ分けがすこぶる上手い)方なのでついつい噛み付いてしまっただけです。たったあれだけの演技で存在感を出し、キャラの状態を完璧に伝えていて地味だけど本気で名演技でした。
兼ね役が多かった木川絵里子さんは本当にお疲れ様でした。惜しむらくは、若干トーニがマズった感があったことでしょうか。ギンガの張り台詞と被らずに、でも変化を付けてとか、大変だったんだろうなぁとは思いますがw

 えーと、ギン姉的にはどうなのかな。ゲンヤとの関係はやっぱり疑っちゃうよね。だってクイントのクローンみたいなモノなんでしょ?何度も言いますが、家族全員地上本部勤務なのにスバルだけ家を離れて寮暮らしなんでしょ???
まぁそれはそれでアリなんだけど、そうであるにしろそうでないにしろもうちょいナカジマ家の生活とか家族関係とかを突っ込んで描いて欲しかった。無印の高町家ほどではなくとも全然いいんですけど、A’sのハラオウン家ぐらいまではやって欲しかったかも。

ヴォルケン+アギト
 さり気無くアギトが「シグナム」と呼ぶシーンはちょっとよかった。けれど、本当にこのセリフの良さを引き出すには組んだあとにもっと紆余曲折の末とかの方がよかったよねー。自分の本当の力を初めて引き出してくれたというのは、大きなイベントなんだろうけど、やっぱりどこか“軽さ”が出ちゃう。
ヴォルケンたちの進路もまた「よかったね」と言えるんですが、その、なんというか。はやてはやっぱり怖いよね!

あと割りとどうでもいいことですが、一応“騎士”っぽいゼストに一番よく似ているのは騎士ではなく守護獣のザフィーラっていうのがまた面白いよね。犬じゃあ、ダメだったんじゃないかな~。レジアスに全幅の信頼を置いていたからこそなんでしょうので、やっぱり切ないんですが。

ナンバーズその他
 えーと、なんつーか。ナンバーズは恐らく全員責任能力とかないんじゃないのかしら。まぁミッドチルダの政治状況とか生活とか、世界観のほとんどを全然説明してくれていない感があるので何とも言えないのですが。
ノーヴェが更生する意思を見せたのが意外で、誰かが説得したんじゃないか?とか思うともっときちんと描いて欲しかったなーとも思いつつ。慕っているっぽいからやっぱりチンクかなぁ。

 オーリスの墓参りは印象的だったなぁ。オーリスのお母さんというか、レジアスの嫁さんが出てこないのはシナリオ上必要なかったから?それとも犯罪に巻き込まれたとかで亡くなったりしていたのかも分かりませんね。

 ヴァイスとアルトの関係性がよく分かりません。ヴェロッサよりもヴァイスの方がスケコマシというのはよく分かりましたが!!
アルトはヘリパイがやりたかったの?それでいいの?とかちょっとある。

 グリフィス君は恐らく六課きっての分かり易い出世株だったんでしょうし、順当……なのかなぁ。なんか、こいつも色んな娘さんとフラグを立てているみたいなんですよね。別に男女一組で扱わなくともいいんですけど、そういう意図があるのかないのか。
これだけ六課メンバーが散らばると将来管理局内にはやて閥とか出来そうよね。あ、もうあるのかな。

ユーノ・スクライア高町ヴィヴィオ
 まぬけづらは無印の頃からなのは×ユーノ至上主義者。もう今回のことで妄想広がりまくりなんですが、まぁまぁまぁ。……ユーノくんはどうやってプロポーズするのかなぁ……いやむしろなのはの方から唐突に「式はいつ挙げよっか?」とか言ってユーノ君が混乱したり圧倒されているうちにいつの間にか結婚しちゃったりするじゃないのかな………ああでもでもでも、ユーノ君が一大決心をしてめっさ緊張して……以下略。

サウンドステージかDVD特典では結婚式とかやってください。マジでお願いします。

ヴィヴィオはどう育つのかなぁ。まぬけづらがずっと言っていたこととして「子どもたちは学校に通わせてあげてください」っていうのがあり、ヴィヴィオについてはようやくその希望が叶えられました。……やっぱり魔導師は暴力を振るうのがお仕事なんですし、それの扱い方は技術や知識ではなく道徳っていうかモラルっていうか(ごめんなさい凄くあやふやなことを書いています)そういうのを根付かせ、学ばせてあげたいよね。獣の子供が兄弟とじゃれ合ううちに力の加減を覚えるように、技能習熟とは違った意味での力の扱い方を覚えるにはやっぱり同年代の子らと触れあわないとねぇ。

感想
 まえがき感想と高町なのはコメントでほとんど書きたいことというのは終えてしまった感が。いやいや何か考えますよ、うん。

 ええと、今までのうちの感想を読んで貰えれば分かってもらえる通り、まぬけづらはなのはStSを諸手をあげて「名作だ」と囃し立てることは出来ません。陰謀と戦うにしては緊迫感が足らず、ほんわかストーリーをするにしては物騒。
最後にスバルが六課とのお別れを「卒業」と称したように嬉しいことも辛い事も併せて色々なことがあり、自分の中の若くて青いエネルギーを、意思をぶつける。結局は学園という媒体を使わないで疑似的な学園モノがやりたかったのかも?と思いつつ。

絆の物語と呼ぶにはちょっと浅く、熱血バトルアクションとしてはほとんど楽しめず(もちろん楽しめた方はいらっしゃったんでしょうし、そういった方を否定はしませんが)、けれども無印から続く魔法少女リリカルなのはの3作目としてはまぁ、よくも悪くも“なのは”だったんじゃないでしょうか。それを人は都築節全開と呼ぶんでしょうがw

半年間、何だかんだで盛り上がって楽しみ続けることは出来ていたと思います(なのはについて12時間くらいなら語れるぐらいには楽しんでいた)。次回作は期待しないで待っていますよっ!!!(次は完全に主人公変えたり媒体を変えるかして欲しいですけど)

……最後はLittle Wishが聴きたかったなぁ(ボソ

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【魔法少女リリカルなのはStrikerS 第26話(最終回)】(パズライズ日記)

>>キャラの多さはむしろあの程度なら自分がのめり込んだシリーズにおいては大歓迎の数、魅力あるキャラが多いとそれだけその世界を好きに身近に感じさせてくれるもの。

 ええと、キャラの持った役割が被っていると「ええ、どうせ出すんだったらもっと違うことやってよ!」と思ってしまうのがまぬけづら。ここら辺は好き好きなんでしょうねぇ。

>>キャラの掘り下げ云々はむしろ変なことしたって過去作をなぞるだけにもなりかねませんし、なにより漫画版もサウンドステージも全てチェックしている身にとっては無問題なのです。
 アニメ単体で見れば、問題が出るってことj(ry  掘り下げないと、どれだけいい台詞を言っても、行動をしても。“軽く”なっちゃう気が。軽くてダメってわけではなく、軽いと素晴しく感じることの出来ない人もそれなりにいることでしょう。

>>回収されない伏線云々は、むしろ伏線は回収されるべきという態度の方がどうかと思う人間が私。
 伏線については物語の構成上いらないことであれば別に無理矢理回収しなくとも……とはまぬけづらも思います。謎解きがメインのお話ならまた話は別ですけども、人物の行動ひとつひとつの理由付けとかはまぁそれが納得のいくものだったかどうかは別にして描かれてはいましたしね。
アインへリアルのあんまりな扱いは怒りっていうか寂しいとか悲しいとか勿体ないとか系の感情ですし。

>>アニメはこれで最終回でしたが、まだまだサウンドステージと漫画版が残っています。
 ああ、うん、結婚式ですね。はい?結婚式ですよ?……ヴィヴィオとユーノを絡ませたらどうなるのか。ヴィヴィオはユーノに何を見るのか。そこんとこは大いに気になるので、ぜひ掛け合いを見てみたいところ。

>>いつになっても良いですからアニメでの世界観継続の新作を期待しています。

 ジャンルによりますが、出来ればゲームがいいなー。なー。……恐らく情報量的にテキストで読んだ方が楽だと思うので。

取り敢えずhalogenさんは半年間本当にお疲れ様でした!!

【魔法少女リリカルなのはStrikerS 第26話「約束の空へ」】(隠れ蓑~penseur~)

 まぬけづらは一方的に誰かの意見を封じ込めることが嫌いです。見るのもするのもされるのも好みではない(無自覚的に自分がやっちゃっていることはありそうですが)。
議論をしたいのであれば、論題をはっきりさせるべきで、そうでなければ詰らない揚げ足取りにしかならないよね。石田麦さんは本当にご愁傷様だなぁ、と思います。真摯に答えているやんかー。
 かたっ苦しくなく茶飲み話のノリでああだこうだと話し合いたいのであればもうちょい穏やかなノリでもいいじゃないゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョ。

>>「けっきょくミッドチルダディストピアということね。管理世界なんて言葉を使ってるところから、それは窺えたものだけど。」
 まぬけづらはあの世界の一番鼻に付くところはここなんですよね。これを別に誹りではないでしょうし、この世界はそもそもに欠陥を抱えた悲しい世界だというのはそれはそれでいいんだと思います。悲しい世界だからヒーローが必要なんでしょー。生臭いことを描いちゃったらユートピアを描くことは難しいわけですし。
管理世界。そう呼ぶのであれば。実体兵器がナンセンスだと思うのであれば、技術供与すべきでしょうし、世界観で交流を持つべきでしょう。グレアムさんとかなのはとかはやてとか、スバルの祖先とか?の出身世界は何故にあのままなんでしょうか。そういうことを考えちゃう。何も与えているわけではないのに、有益な人材は引っ張って来て「自分たちが管理して守ってあげているんだよ」と言っている気がしてなんだかなぁ、という感じ。

>>「何かな。理想世界として描かれたミッドチルダが、実はすばらしい新世界だったのは、皮肉。善悪をどう認識してるかが透けて見えるよな気がする。なのは万歳な演出も、きっと無邪気さから出てたよな気がする。背筋が少し、冷えるかな。」
 本当はユートピアとして描きたかったんじゃないのかなぁ、とも思ったり。なのはは無印まではおとぎ話でした。変な言い方ですが、英雄譚でよかった。けれども、StSはねー。

>>「けっきょく失敗、かな。今思うと、8話のティアナ撃墜で私があんな怒ったのはなんでだったのかな。今でもぼんやり考えるけど、あれが、私がこの作品に真摯に向ったいちばんの瞬間だった気がする。私は、他者に対し、暴力的でありたくない。‥なんて、冗談もほどほどにしなさいよ、だけど。」
 ああ、うん、気持ちはよく分かります。いや、分かっているだけかもしれませんが。まぬけづらは暴力で何かを主張をするのは、何かを伝えようとするのはここまで真っ向からやられると反発しちゃう。それ発想がテロと同じだよね。でも、暴力を否定するわけにはいかなくて。こういうアニメが好きで観ているのは誰だよってことでもあるし、自分を庇護する暴力を否定したら色んなモノを否定することにつながっちゃいますし、自分が使っている無意識の暴力(物理的なことではなく)とか考えるとねー。
生まれの差による、身分の暴力とかもあるような感がありますし。

>>「はてさてね。この作品の評価は、それこそ一年後、二年後、時間をおいて始めて見えてくる部分があるでしょうね。願わくは、偏見のない評価がされるように、かしら。それこそ冗談ではないでしょうけど。ま、これで終り、ね。」
 誰かがお偉い批評家さんが評価を出すのでしょうか。それはそれで興味はありますが、このリアルタイムのライブ感の中にある視聴者それぞれの感想の方が重要なような気も。あ、でも、まぬけづら自身も頭や心に強く残った作品は後年になって改めてウダウダ考えることもありますしねー。
偏見のない評価というのはまず無理だと思いますけどねっ!!

【魔法少女リリカルなのはStrikerS 第26話「約束の空へ」】(ぷらすまいなす研究所 ~in the azure~)
>>ちなみにこのシーンでティアナとのフラグが完全成立したと勘違いした馬鹿は俺だけで良い。
>>後日談で何も発展が描かれてなかった所に少し泣きました。

 うんうんよく分かります。ティアナはアルトと一緒にヴァイスを囲んでラブコメってもいいはずなのに!!

>>フェイトをお姫様抱っこで助けてたエロオには軽く殺意が(笑)

 ああ、残念です。まぬけづら的にはむしろ、こちらの方でフラグが立ったと喜んでいたので~w
 
>>初期&大人メンバーは大体協力しない側に回ってた気がするかな。逆に後期メンバーや子供組は平気でスカリエッティを裏切ってた所に笑えたかもw
 ここら辺はこれまでにも説明されていたような感も。初めて自由意思を持てたとも言えるわけですし。

>>ちなみにユーノが未だに『友人』扱いで止まってる所に軽く泣いた。まぁ、仕方ないですよね、淫獣ですし・・・。
 まぬけづらは信じています。サウンドステージを信じています!!

>>そういう物語として“魅せる”ことの出来るお題を無視して、話だけを進めていってしまっていた所がちょっと残念だったかな。
>>早い話が、今作はキャラクターの見せ方がちょっと上手くなかったんじゃないかと思います。

 これはありますよね。なのはStSというアニメ単品で見るとあんまり美味しくない作品となってしまったんじゃないでしょうか、

>>もしくはキャラ総入れ替えでやってみたらまた面白いことになるんじゃないですかね?
 ああ、それはいいんですけど、その場合「魔法少女」でも「リリカルなのは」でなくともいい感もあります。極端に言えばクロノ主人公とかでも面白そう。

>>というか、主人公が20歳で子持ちじゃ、もう『魔法少女』を名乗る訳にはいかないんじゃ・・(#゚Д゚)=○)゚Д)、;'.・
 大丈夫ですよ!!前例ならあるのでw
>>まぁ、どんな形でも構わないのでこれからもリリカルなのはシリーズが続いていってくれることを期待したいですね。
 未だ叫び続けますが、なのはは喫茶翠屋を継いでもいいようn(ry
せめてヴィヴィオが継ぐとかでもいいんで!!

【魔法少女リリカルなのはStrikerS 第26話 約束の空へ 】(礎 -ishizue-)

>>前のがシンプルで何をやりたかったのかストレートに伝わって来る作品だっただけに、
>>個人的には何かしら不満が残ってしまう、そんな3期だったように思えます。

 3期でやりたいこと自体は分かった気にはなったのですが、それが消化出来ていたかというとそうではない感もあります。まぬけづらの中では、ですが。

>>また、キャラクターも一気に増えてしまったのも個人的には歓迎したくないものでしたね。
 これは難しいところでシリーズものの宿命ではありますよね。風呂敷をどんどん広げざるを得ないんだろうなぁというのもありますし。
ただまぁ、僕も新規キャラクターは今の半数以下の方がスッキリしたんだろうなぁっていう気持ちはありますねぇ。中途半端にサブキャラの見せ場も用意しちゃっているのが更に……むむむ。

>>ただ、私的に最大の心配だった、決着が不透明なまま終わらないかという点では
>>キッチリ納得いく形で終わってくれたのでよかったです。

 事件の決着はついたけれど物語の決着がついたのかというと……という想いはありますが、確かに大多数の方は納得できたようですし、その通りなんでしょう。でも最後は結婚式が見たかったよっ!

【リリカルなのは第4期とナンバーズの今後について】(riku_mioのブログ)

>>更生プログラムで社会復帰させるといういい最終回が描かれただけに、更生組のナンバーズが再び戦いで傷つくのはもう見たくありません。
 まぬけづらも同じ思いではあるのですが………結局彼女たちは他の生き方を選べないんじゃないかなぁ、とも思うんですよね。何より管理局は人手不足で、優秀な人材を常に欲しているみたいですし。
結局はレジアス・ゲイズ中将の成果をうまいことはやて一派が横取りしてしまっているような見方も出来ないことはなくて、ここら辺が皮肉であり、ディストピアと呼ばれる所以でもあるんでしょうなあl。

>>更生組のナンバーズは一般市民として平穏に暮らしてほしいものです
 まったくもっておっしゃる通り。ただ、まぬけづらは他のキャラクターにも同じ気持ちを抱いているんですけどねw