ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- 第3話「覚醒 ―集いし翼―」の感想文です

「ギオは僕の…“僕の物”なのに……」


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■ジン
 振り回されるだけ振り回された可哀想な子でした。一番キツイのは彼がトアを求める姿そのものでして、「ああここまで追い込まれていたのかあ」と思ってしまうと悲しいね。
トアの姿が怖くとも、求めざるを得ない。だって彼にはもうトアしかいないから。家族を失ったときから、家族だけでなく自分の身以外の全てを失い、親戚にさえ疎んじられる始末。かつての親友すらも自分に銃を向ける。そういう状況に彼はいるわけで。順調にヤンデレ化進行中ですねっ♪

■トア
 パターン1アルブム、オリジナルドラゴン。うーんと、オリジナルドラゴンというのは宇宙から(タナトスから?)飛来した謎の生命で、ISDNのドラゴンはこのオリジナルドラゴンの複製か、それを用いた改造人間かなにかなのかね。
おおまかな設定はようやく把握しつつありますが、そうだとしてトアの行動が読めない。正体を知られたら一緒にいられないって、鶴の恩返しかよ。じゃあ、何を恩に思っているのかというか、やっぱり彼女がシャトル事故の原因で罪滅ぼしに…?とか考えてしまうんですが。でも、それだとちょっと弱いよなあ。

■カズキ
 ヤンデレ化進行中。ジンがギオに乗って、カズキがトアに乗るような展開だと楽しそうなんですが、オープニングとエンディングを見ていると髪をアップにした青髪の女の子と契約するみたい(後藤邑子キャラではなく)?よく分かりませんが。
いやあ、いいねいいねー!!セリフ回しとかすっごく惹かれました。このまま、このままでいて(*´д`*)

■ギオ
 トアがダメージを受けたときの衝撃で生まれ落ちた?そのときにトアからメッセージを受け取ったから彼女を求めていたのかな。ギオが特別ってよりも、トアが特別で彼に何かやらかしたって方が自然でしょうし。
とすると、第1話でカズキが素っ裸で卵?状態のギオに触れて何か契約っぽいことをしていた意味はなんだったのか。今回のクロムウェルハウリングスターの関係を見るに、人間側でドラゴンを縛る制約を植え付けたと考えるのが妥当のように思えるんですけどね。作中世界のルールが分からない段階でそれを覆す規格外設定を出されると、ちょっと展開についていくのが難しいかなと。
 でも諏訪部だからまあいっか(*´д`*)

■サカキ@中田譲治
 ドラゴンの力がよく分かっていない癖に無茶な指示を出しているように見えたんですが、どうなのかな。彼が妥当な判断をしていたのか、それともまぬけづらの見た通り無茶をしていたのかがよく分からなくて。
スピリタスを倒す倒さないを決めるまでに時間が掛かっていましたが、それは別に現状把握のために調査していた時間ってわけでもなく。行き当たりばったりだったんじゃないかな。
 なんだか娘を亡くした?みたいで、酒浸りっぽくて……というのを見ると、何か信ずるところがあって多少の無理を通してでも目標のために突き進んでいるってことなのかしら。

■感想
 各キャラにそれぞれ思惑があって、それが複雑に絡み合い過ぎている感がありました。設定とか世界観の把握が出来ていれば人間関係の妙を楽しめるのかもしれませんが、今はちょっと難しいですねぇ。それぞれのキャラクターに魅力はあるし、何か怪獣が出て来てドンパチしているだけでも楽しめていますが、そろそろ説明が欲しいかな。落ち着きたい。
最後まで何がなんだかよく分からないまま終わりませんようにっ!!