今日の雑記@08年2月19日分「ネタバレいくない」

 シゴフミ6話は重過ぎてAパートで止めたまま続きが観られません。岩永哲哉大好きっ漢にはキツイよ!!彼なんか異次元の世界への扉を開いてなんだかよく分からないアンドロイドに好かれちゃえばいいんだ!フルCGの声優アドリブ万歳なアニメに出て遠近さんとBLってればいいんだっ!!ミッション系の女子校へ教師としt(ry
……(´・ω・`)

【「らき☆すた」声優ブログ、コメントにショック受け?無期限休止に… コメント主「私が貴女を矯正してあげてもいい」】(痛いニュース)
 ミスはミスで、まあ仕方ない。それを指摘されてしまうのも仕方ない。で、仮定の話を真に受けてショックを受けてしまうのも、まあ仕方ないでしょう。

 とりあえずコメント主のスタンスがどうとかさて置いて、仕方ないこととはいえ残念なニュースでした。長谷川静香さんは声質が強力なので演技力さえ身に付ければ結構業界の中でも長生きする役者さんでしょうし、これからも頑張って欲しいところ。

 ところで、矯正ってなんでしょうね。文章の校正は敢えて言うならマネージメントやプロデュースを請け負っている方がチェックすべきことなんじゃないかなぁ。ミスの叱責は、おそらく他にやるべき方がきちんされていることでしょう。
 ファンならファンなりのやり方で応援すればいいのになぁ。

【え?ちょっと待ってちょっと待って!!ゴホンニンデスカー】(桃月学園blog)
【ぱにぽにとか掲示板】(NATIONALMEDIABOYS)
>>1031.Re: 18日はGファンタジー発売日!
>>名前:へきる 日付:2月19日(火) 14時42分
>>そそ、それです(笑)。さすがに僕の偽者は居ないでしょ。
 ^^

【オモシロ!( ゜∀゜)A★★★★★】

【ΣΣ!( ゜ Д ゜ )B★★★★☆】
GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 第7話 「カテリーナ 復讐の円環」

【フツ-( ゜ω ゜)C★★★☆☆】
のらみみ 第6話「ダブルダブル/秋風ウソヒミツ」
バンブーブレード 第20話「ブレイバーとシナイダー」
君が主で執事が俺で 第7話「 久遠寺家全滅!?来訪者は揚羽様だった!」

【イマイチ(′_`)D★★☆☆☆】

【ツマンネ(- ⊿ -)E★☆☆☆☆】

GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 第7話 「カテリーナ 復讐の円環」
 拷問され、その報復として射殺して、それでも気は治まらない。だからもっと相手陣営に打撃を与えよう。正解を示したのは、臆病者と揶揄された俊彦キャラで。ただまあ、そんなお行儀のいい、誰もが認めるような正解は正解だと分かっていても、それで胸のわだかまりが消えるわけでもなくて。

 まあ、その、通常のテロリストはそれほど不幸ではないのかもしれません。カテリーナ自らが言ったように、誰もが辛い出来事のひとつやふたつを抱えて生きているものでしょうし、それが理不尽だから悪い、正当性があるから悪くない、で納得できるようには人間の心は出来ていない。ですが、その言葉を吐き出したのと同じ口でさらりと復讐の意思を囁く矛盾にはどうしても苦いものが出てしまう。
 本作の登場人物の多くが、自分が間違ったことを行おうとしていることが分かっていながらも、そうせざるを得ないというのは、うん。切ないね。やり切れない。けれども、懊悩出来る人たちはそれだけで幸せだということも、きちんと描かれている。彼らは悲劇の主人公にもなれやしない。どこまでも無力で、どこまでも傲慢で、どこまでも愚鈍で、そして寂しい人たちとして描かれている。ただ愛しかない、人形の様な少女たちよりも、あるいは空虚な人たち。

 義体の少女たちの担当官は、本当に素敵だなぁ。少女の方には、あんまり魅力を感じない。もぞもぞ寂寞とした感情を抱くだけで、それ以上の気持ちはほとんどない。“そうなってしまった”子らよりも、“そうさせてしまった”人たちの方にこそ興味がある。
 まあトリエラは別ですし、ピノッキオなんかはかなり素敵ですけどね。初めは心を失っていく人間と、心を得ていくお人形さんたちなのかな、とか思っていたんですが、そうでもなくて。
 ただただ痛いだけの話なんですが、まぬけづらとしては結構楽しめています。


のらみみ 第6話「ダブルダブル/秋風ウソヒミツ」
 塩屋兄弟回ですよ!……あと安濃監督絵コンテ回。

バンブーブレード 第20話「ブレイバーとシナイダー」
 コジローは研修と偽ってヒーローショーに出ていたんですn(ry

君が主で執事が俺で 第7話「 久遠寺家全滅!?来訪者は揚羽様だった!」
 今回のエピソードで揚羽様ルートの概要は掴めた気がします。
 注目すべきは一条夫妻の共演とか、キスされちゃったよオイとか、霧夜カンパニーと言えば……?、などなどでしょうか。ほんっとにひと美さん大好きアニメだなぁ。

 今回は上杉錬のお話というより九鬼揚羽のお話でして、久遠寺三姉妹エピソードと違って彼自身の成長が挟み込まれたりとかそういうのはあんまりなかったなぁ。まあ大人の階段を登っていたり、過去の回想を見せたりはありましたし、次回辺りにはきちんと魅せてくれるんでしょうけどもー。


【GUNSLINGER GIRL雑感 不条理さ】(隠れ蓑~penseur~)

 原作や一期の印象というのは、「ハイハイ少女たちがガチンコで戦うお話ね、今流行りだよねそういうの」と斜に構えていたのですが、実際に視聴してみるとその少女を取り巻く人らの方が面白いなと。孤児を改造して謀略(治安維持、とは呼びたくない)の道具に使う政府が公然と存在する世界なんて糞ったれでしかないんですが、その糞ったれな部分がおざなりではないのが結構好きなところです。フィクションなりのリアリティがある(これでアイルランドイスラエルが舞台だったりしたら本当に底から嫌なリアリティですが、ナチス政権下のドイツみたいに諸処の物語によって積み重ねて来られたファンタスティックさは少ないでしょう)

 っと、そんな感じに情報量が少ないところにいい感じのネタバレが。アンジェが死んでしまうとか!!

 登場人物たちのうち、多くが不幸を経験している。しかし、不幸が過ぎ去ったのに未だに不幸ぶって周囲に災いをもたらしているどうしようもない人たちというのが大半で、そのせいでピノッキオや義体の少女たちというの常に不幸に晒されることになる、というのは、多くの方の共通見解になりそう。であるとして、石田さんの弁を読んだとして、うーん。

 彼女たちにとって幸福とは、なんでしょうか。解放されることでしょうか。それとも、 担当者に愛を語られることでしょうか。なんだかむつかしいね。それが分からない。間違いを正し、罪を糾したとして、それで何になるのか。僕には、騙し続けた方が、利用し続けることの方が正解に思える。どうにもならないのなら、たとえそれが他人の手で埋め込まれた錯覚であろうと、本人の希望を叶えてあげた方がいいんじゃないかなと。だから、ジョゼがいちばん正しいスタンスに見えるなぁ。それによって被る罪科を本人が逃れようとしていないように見受けられますし、「この状況が悪いんだ、俺のせいではない。俺だって好きでこうなったわけではない」と責任転嫁するぐらいならいっそ潔い方がいい。少なくとも、そうすれば義体の少女たちの苦しみも軽減される。と、思う。

 作品世界の悲劇というのは、義体の少女たちの悲劇というよりはもっと広いんですよね。不条理な出来事に巻き込まれたのではなく、不条理な世界に生まれてしまった。それこそが悲劇。けれども、最終的には「ああ悲劇だね、不幸だね」とするのではなく、「それでも価値はあった」となるんじゃないかなー。出なければ、この物語は起承転結のうち、転と結を欠くことになってしまう。それが悪いわけじゃないけど、そうなってしまうと悲劇を通り越してひどく趣味の悪い喜劇となってしまうでしょうし、そうはなって欲しくない。