今日の雑記@08年2月20日分「管理画面がカレー色」

 ここんとこやる気のない更新が続くのは別にキミキスで遊んでいるとか、そんな訳であるはずが…あるはずが……!!!い、いや、これ以上はノーコメント。

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【私信haつーか独り言 ~のらみみ編~】(アニ☆しね)
「小難しいことを言おうとして稚拙になってる。身の丈に合ったことを書けばいいんだよ?(超意訳)

 と兄者に諭されたので、下の記事のリベンジ(つかリライト)をば。

 のらみみは1話完結形式で1エピソードごとに明快なメッセージが込められている、と思うんですよ。ドラマとしてきっちり盛り上げた上で、込められたメッセージもすんなり僕に入り込むことはある。こういう回はかなり面白い。ただ、メッセージが目立ち過ぎててドラマとしての盛り上がりに欠ける回や、込められたメッセージが自分にとってうまく嵌り込んでくれない回はそうもいかなくて。
 メッセージ性が強さは本作の魅力でもあり、しかして欠点でもあるんじゃないでしょうか。僕は自分が楽しいと思える回だけを拾っていければいいな、と思っています~。

>>藤子不二雄作品をリアルタイムで直撃した俺の世代にはたまらない作品なんだけどなー。
>>まぬけづらさんの世代じゃ「のらみみ」が持つ郷愁感とか哀愁感とかイマイチピンときてないっぽいんだよなー。

 ドラえもん21エモンはアニメで観てたよ!!ただまあ、確かに郷愁感はあまり受け取れていないかも。哀愁感は出来るだけ直撃を避けるようにして視聴していますし。

 『のらみみ』は居候キャラクターを皮肉っぽく描いていて、けれども賛歌なんですね。
 彼らは日常に存在するにはあまりにファンタスティックで歪つ過ぎる。彼らに対する強い肯定は、裏を返せば彼らを必要とする人々への強い否定に繋がる。彼らの持っている歪さを見せれば見せるほどに、心が痛くなることもある。

……であるんだけれども、彼らを無条件で肯定してしまうひとたち、というのがいるわけなんですね。そういった人たちを諭しながらも優しく包み込んでくれるのが本作。

 “居候キャラクター”というのは、結構色んなモノに置き換えが可能な記号ですので、作品にきちんと向き合えば「特定の人々」だけでなく、誰もが普遍的に楽しめるという辛辣親切設計。時にその辛辣親切さが胸に突き刺さることもあったりなかったり。

 兄者が名エピソードと呼ぶ6話なんかは結構身につまされるお話でして、あれを高評価しようとすると色々と大変な事態になるので言葉少なにやっつけ雑感で締めたわけなのです。
 個人的にのらみみでは、半田オリジナル、シナモン登場回などが好き。


【言葉は何よりも優れた武器である】(あにたむ亭)
>>ちょっと、のらみみ面白いんですけど。
>>でも普通の大人向け過ぎて困りますね。真っ当なアニヲタが見るもんじゃない。なまじっか面白いから切れないし。ほんと困るわぁ

 僕はコアなオタク向けの作品かと思うんですが、やはりノスタルジィな視点が欠けているからそう感じてしまうのかしら。

>>最近のウチの感想はかなり行間を飛ばして書いてるので、文章の繋がりが不明瞭だったりするかもしれないです。
 ああ、うちもそうだよなぁ。というか、僕は【文章のちょっとしたコツみたいな】(隠れ蓑~penseur~)を実践している節があるんですよね。予め文章の構成を大まかにでも考えてから書けばいいんですが、基本的にそうではないのでまとまりに欠ける。とあるお題に対して自分の中に何か思うところがあるとして、それを引き出して言語化してから書き出しているわけではないんですよねー。だから怒られる。グチャグチャした思考をそのまま書き出しているだけだからなー。
 これは直そうと思います。少なくとも、以前からの読者であり、こちらの想定する読者でもあるチャベスさんにも伝わる程度には(万人が読み取れるような平易さを得るのはいつか出来ればいいな、とは思いますが、今のところは身近で小さなことから始めようかと)


狼と香辛料雑感
 古い時代との決別。

 古い信仰を、古い価値観を捨てて、その代りに新しい信仰、新しい価値観を得る。そんな時代。この時代の“今のところの”勝利者は神官たちで、次代の勝利者は商人、と。いや既にそうなりつつある、ということなのかな。

 富が発生した当初は戦士が主役。それは“国”が出来てからしばらくは続く。国の君主たる王様とかね。そのうちに、流通が発達する。奪うだけでは益が薄い。戦争しちゃうと双方ともに生産力が減少しちゃいますからね。交易品は何も物品だけでなく、情報という目に見えないものも含まれる。これにより文明の発達が進み、そして信仰の廃統合が行われる。初めのうちは神官が主役となる。けれども次第に、経済が発達する。そうなってくると……ってなわけで、商人が時代の寵児となるわけですね。古い価値観を捨てるのではなく、そこから使える物を吸収しようというロレンスが主人公なのも素敵ですね。