フタコイ オルタナティブ 第7話「双葉恋太郎最初の事件」の感想。

 さて、今回の見せ場は何と言っても温泉シーンでしたね!!!恋太郎がトントン双樹の柔肌をたたいていたのはモールス信号ですか?ですよね~。

 分かっていても、この、何だかもやもやした黒い感情が浮かんで来るのは止められません。

 何故に女湯に居たの?って言う尤もな疑問はこの際スルー。

 で、お話。

 
 恋太郎が二人を探している時、画面の端の方で〈いや、割りと真ん中だったかも〉迷子の双子が居ませんでしたか?直ぐにお母さんを見付けて笑顔になっているのですが……何かを暗示しているような気がしてなりません。〈助けを求めてる白鐘姉妹?ってそのまんまだ〉

 白鐘姉妹で今回分かった事と言えば、「どうやら。自由意志がない無いようだ」ですね。僕なんかは普通に、
「やっぱり、お嬢様なのか?許婚とかが居る訳か!!??」
とか妄想してしまいますが、もっと意外性のある展開になるやもしれません。
 
 そして恋太郎。
 恋太郎は自分が何者であるか分からなかったのではないでしょうか?〈ってそのまんまだ〉
 自分の憧れだった〈ある種指標だった?〉父親に
「どうすんだお前は?」
と訊かれ、答えられないと言うシーンが恋太郎の回想として何度か出ました。
 恋太郎は何も答えられず、その自分の回想に対して
「どうすりゃいいのか分かんねぇんだよっ!」
と叫んでいます。

 そして、ライター。点かないライターは自分自身を表していたのでは無いでしょうか?〈やっぱりそのまんま〉
 ライターにとって愛之助は持ち主で、ライターは持ち主に使われる物。
 恋太郎にとって愛之助は父親で、何も考えずに付いていく物。

 恋太郎は作中、何度もタバコに火を点けようとしていますが、点かない。
 そして、
 「使えねぇジッポだな!」
 と壁に投げつけるシーン。

 あれは自分に対しても、
「使えねぇ」
と言ったのでは無いでしょうか?

 ライターが点火するシーンは、「激しくシケた大学生」から「激しくシケた探偵」へと変った時に、いえ、正確には大学を止め、「何者でもない」状態から「激しくシケた探偵」になった時でした。
って、

 「俺は誰だ?双葉恋太郎だ!!」

 と自分を再確認したシーンでもありますね。

 そこからが「探偵 双葉恋太郎」のスタートで、スタート時には白鐘姉妹は傍に居たわけで……ってことなのでしょう。 
ところで、僕は文中、〈〉の中に「そのまんま」だとか言いまくっていますが、何だかんだで僕の勝手な解釈です。お気になさらずに。