School Days 第4話「無垢」の感想文です

 なんか徐々に感想記事が(主に文句の羅列で)長くなっているので今回はほとんど追記。

自分でも思うんですが、こういうのは読んでもおもんないよね。いいとこだけを取り上げていかなきゃなー。

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■誠

 冒頭からもうダメだと。恋人になれば自動的に楽しくなるわけないだろうがと。
まず気に食わないのが「一緒にいても楽しくないかも?」と思ったら相手がどんなことが好きなのか、どうすれば喜んでくれるのか、みたいなことを考えるのが男子の務めじゃないですか。その先に愛の結実たるアレコレが待っているのであって、その前にそういうことを求めるのははっきり言って最低でしょうに。

「遊びに行っても話しても楽しくない」→「じゃあまぁ仕方ないからエロいことしよっか」→「拒絶された。疲れるし面倒臭い」みたいな流れがほんっとうにイライラします。

言葉の「頑張る」という台詞は「えっちぃことを頑張る」ではなく、「誠の考え方を理解出来るように頑張る」という意味なんですよね。これは誠が言葉を好いている、大切にしたいと思ってくれていることが彼女側の前提で、その上で自分の方も誠の気持ちを大切にしたいんだよっていうことなのですが……そもそも誠は別に言葉が好きじゃないっていうのがね。
誠が言葉に(表面上)優しく接する理由は「なんとかエロいことしたい」「嫌われるのが嫌(嫌われたらえっちぃこと出来ないから)」「世界に言われたから仕方なく」の3つじゃあないですか。まぁ、極論してしまえば最初の一つ「エロいことしたい」が全てなんでしょうよ!結局言葉の中身が好きなんでなくて、可愛い外見とグラマラスなボディ目当てなんでしょうよ!!

もうね、言葉にごめんなさいして世界と付き合っちゃおうよ。もうそれでいいよ。まぬけづらもそれで納得したいですよ。いや無茶な願いだと言うのは分かっていますが!!

■世界
 ビッチハジマタ\(^o^)/

ごめん言い過ぎた。これは言い過ぎた。でも、なんていうのかな。友達の恋愛状況を聞いて後押しされたのか、アレは完全に誠を寝取ろうとしてたよね?まぁ、今のうちに獲っちゃえばお互い傷が浅……くはないだろうけども(主に言葉側が)、それでも一線越えたり精神的な繋がりが深かったりってわけでもないっぽいのでいいんじゃないでしょうか。許せる許せる。全然許せるから誠を早いとこ引き取って下さい。

まぁ“特訓”だけでなく「言葉が望む“いい雰囲気”を作りだすシチュエーション」をそのまま「本人から聞いたよ」とか言ってバラしちゃったり、光に「あんな奴とは別れなよー」と言われて遂に否定しなくなったり(これはいちいち否定するのが面倒になっただけ、とも取れますが)、色々とアレな部分は結構ありましたが。誠には「相手の気持ちを汲み取ろう」とか言っておいて言葉の気持ちを無視しているのは世界だってそうでしょうし、誠の気持ちを汲み取っているとすればやはり寝取りに掛かっていたんでしょうし。いやいや!でもこれはまだ、その、モヤモヤとして自分でもはっきりとは分からない誠への恋愛感情を抱えたままの暴走ってことで受け入れられますよっ!!

■言葉
 うん、まぁ、その、言葉も悪いよ。いきなりデートっていうか、二人で遊びに行くのを許諾するのはいいけれども、その後すぐに付き合うだなんてあり得ないよ(逆だったっけ。恋人になってからデートに行ったんだっけ)。やっちゃダメですよ。
いじましいのは分かるんだけれどね。「小説のような恋愛がしてみたい、けれど現実の恋人(誠)にそんな夢物語を押し付けるのは申し訳ないし自分勝手だ。相手は自分のことを尊重してくれているんだし、自分の方からも歩み寄らないと……」みたいな。誠は別に言葉の意思とか気持ちとかを尊重しているわけじゃないので完全に勘違いですが。うんでも、勘違いって言うか、ちょいちょいあった世界の誠へのフォローがかなり害悪になっているんでしょうが。最初っから誠へ全幅の信頼を置いていたわけじゃないものね。

ああでも、朝の電車で誠を誘おうとしたり、図書室で便せんを用意しつつ(あれはそうだったんですよね?)、でも筆が進まなくて、代わりに携帯でポチポチ打つんだけれども、これもなかなか送れなくて。みたいな描写を見ると、ね。ね!(伝わらないであろう色んな意味を込めて)
幸せになって欲しいなぁ、と思います。だから誠はすっぱり諦めてくれ!やっぱり無理なのは分かっちゃあいますがっ!!!


最後になりますが、誠と世界は一線を越えていないんじゃないでしょうか。「今度また特訓の続きを……」という台詞と、帰り道の二人が割りとさっぱり(すっきりではなく)した様子だったことからも。……とは言っても誠はいいとこで邪魔したっぽい言葉からのメールを読んでいなかったとのことなので、決して断定調では言えませんが。