ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~ 最終話「~the Aegis of URUK~」雑感

 むー、困った。あんまり真面目に観てなかったので困った。

 大したこと書けないや。妄言しか書けないや!


 気になった点は幾つかあります。
 台詞で言えば、

 「地形を利用しよう」「塔に登る前から、君と旅をする夢を見ていた」

 とか。アーメイは「地形を利用して戦うのだ」なんてことを、教えたことはなかった。罠もそうですが、あれはこの登頂で学んだ戦い方ではない。なんだか妙に立ち回りが良くなっていたり、覚醒した感のあるジル。この理由はなんざんしょ。
 彼の出自はイマイチ不明ですが、親父さんは騎士っぽい。何だか偉そうだったし、屋敷も広かったし、騎士という職業の根を考えれば、普通に爵位持ちだったのだろうな、ということは想像に難くない。

 すると、あれが彼本来の、父から教わった戦い方なのやも?だとすれば、ガーディアンとしては素人のはずが身体能力はやけに高く、武器の習熟も早かったことも頷けそうです。
 うーん、でもまだ違和感あるなー、ま、保留。あと一年間覚え続けていられるか分からないけれど保留。


 ジルの見た夢については、第1話がある。破天荒な回。しかし、あれが単なる夢幻ではなかったのだよー、ということだしても、ジルの傍らにカーヤはいなかった。そうすると、やはりあの1話のことではないのだろうと思う。おそらく。たぶん。きっと。
 他に夢がどうのこうのという言及はなかったはずですが、いやしかし、二期への伏線を無理矢理ねじ込んだけだと何だか寂しいよね。一から見直せば、ヒントはそこかしこに散らばっているのかも?僕は見直す気はないので他の人に任せますが。

 えーと、あとあと仕草、立ち居ぶるまいで言えば、ジルに対するカーヤの対応の変化が気になったかな。
 さん付けがなくなり、敬語も消えていた。これは単に今回の旅による関係性の変化なのか、それともこれが素のカーヤなのか。後者だとして、それは「親しくなると出てくると地」程度の意味合いなのか、「ジルが見ていたという夢の通り、二人は本来知己の仲であった」ということだったりするのだろうか。

 やっぱり夢か。そこが引っ掛かるということは、たぶん取っ掛かりになるんだろうなぁ。主人公とヒロインを繋げるキーワードっぽいですし。しかし夢って何ぞや。

 ううむ直接の言及がなくともこのアニメで何か変なところがあるのかなー、というと。あるいはOPが大きな意味を持っているのかも?胡蝶の夢的というか、.hack的というか、『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』的な仕掛けがあるのかも。
 や、でも、それじゃあ超展開過ぎるかな。これではキャラクターの死が一気に貶められてしまう気がする。じゃあ無しの方向で。

 じゃあ、違和感を探そうか。まずはニーバが目覚めさせたというゆかなキャラ。
 ニーバを幻の塔まで導くのが、彼女の役目だという。すると、ジルが目覚めさせたカイ@矢島晶子はどうなのだろう。ジルを導きはしていたけれど、しかして塔の秘密を教えたりはしなかった。

 いや、そもそも。同じ役割を持った幽霊もどきが幾人も塔に眠っていたと考えるよりは、元より違った役割を持っていたのだろうか。彼女の行ったことはよく分からない。ジルに助言こそ与えましたが、それは彼女が果たすべき役割というよりは、老婆心からの行動だったように見えた。や、本当のところは分かりませんけどね。更に言えば彼女の持つ背景も不明。ギルガメス王の想い人で、どうやら今現在は喪われた人であり、カーヤの関係者だということぐらいしか、分からない。

 やばい、投げっ放しも何も、意味不明だ。どうしよう。文の構成とかまったく考えず、展開させるべき論も持たずに書き出してしまったのは僕の敗因でしょう。や、でも、この変則2クールはどうかと思う。残りは二期でやるにしても、序盤は一期の説明に費やされるであろうことを考えると勿体ない。半年分も地上波放送枠が取れなかったのはしょうがないにしても、Gyao配信で先行放送しちゃえばいいのになぁ。

 たとえ二期でうまくまとめあげてくれるにしても、一年で熱は冷めてしまいそう。ついていけるのかなー。