『エルフェンリート』第8話「嚆矢」感想

 問答無用でルーシーに突撃したナナの気持ちも分かります。
「悪い人になら何をやっても良い」とと言う訳ではなく、適切な道徳・倫理教育を受けていなければあんなモノでしょう。〈そう言った教育を受けていないと前提にあるのなら、むしろナナはとても良い娘〉

 まぁそんな事は周りは分からない訳で、そしてルーシーの正体も角の秘密も分からない訳で……皆さん別に悪いことしてない、と思います。

 ナナがマユに色々な秘密を説明して〈と言うか僕ら視聴者に説明して〉くれるかと思いきや、ナナが頭を押さえて「起きた」とか言って場面は変ります。

 熱を出して寝込んでいるルーシーにつきっきりのコウタとユカ。ユカは直ぐに「薬を取りに家に戻る」と居なくなり、ルーシーと二人っきりのコウタ。

 ……ルーシーなのに目付きが鋭くないのにビックリ。

 コウタがずっと看ててやるからな」とか言ったらルーシーの過去回想にはいり、孤児院らしき場所で寝込んでいる幼ルーシーに。

 ルーシーはいじめられている→犬だけが心の支え→一人の女の子が優しくしてくれる→女の子を信頼する→女の子に裏切られる→いじめっ子たちが、「どうしてそんなこと出来るの?」と思わず問いたくなる様なことを先の犬にする→ルーシー覚醒〈?〉→恐らく、いじめっ子と女の子は前述の犬と同じ運命を辿る→ルーシー、孤児院〈?〉を出、山道らしき場所で幼コウタと出会う。

 が流れでしょうか。

 次回予告とかを見るに、幼ルーシーは幼コウタと仲良くなるみたいです。でも、そのうちに……。みたいな感じかと。

 この作品は「一人ぼっちの女の子」を慰めるのは「犬」って言うルールがあるのかもしれません。これが何かの伏線になっているのでしょうか?ワン太〈ジェームズ?〉の事もずっとスルーされているし。
 正直、犬のシーンは「そこまでやらんでも……」と思いました。いたぶるのではなく、せめて花瓶で一撃にして欲しかったです。