R.U.R.U.R その1

 冬からこっち、『R.U.R.U.R~ル・ル・ル・ル~』をちびちび進めています。
 雑記では結構触れていたような記憶があるにはあるんですが、独立して記事にするのは初めてかな。

 以下全文格納。

 ようやく2週目も終盤かな。

 気付くとミズ姉ルートに入っていました。僕はもう、完全にヒナギク派で、次点でシロツメグサなんですが、これはこれで面白いね。

 思いっ切りマザコンルートなので、ちょっと忌避したい部分もある。

 けれど、“父親のいない家族”、そしてそもそも男性が自分ひとり以外存在しない世界。

 登場人物全てが、自分に逆らえない。自分の望む通りに動く。全てが、自分だけに奉仕するために存在している。

 こういった点を見逃さずに、ミズバショウルートを俯瞰すると、本作の主題にもっとも嵌ったお話、と言えるかもしれません。

 これを「マザコンのお話だよね」とかいうのは、少し憚られるような、そんな、不思議な感覚もありますしね。

 それにしても二次元、か。

 本作はオタクを、多面的に見て、さ。否定するでも、肯定するでもないような、そんな空気がある。
 ある種の皮肉のようにも見えるし、ドラマ的には賛歌のようにも見えてしまう。

 や、うまいバランス感覚だと思いますね。ヒナギク可愛いし、素敵。
 どこからどうみてもグロテスクな物語ではありますが、だからこそ、惹かれるものがある。

 いや面白いです。


R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル このこのために、せめてきれいな星空を 初回版