『MinDeaD BlooD 』 プレイ日記その2

 輸血箱ちょいちょい進めました。とりあえずは麻奈エンド「愛はさだめ、さだめは死」を見ましたよ。
 感想を一言にまとめると「たった一年であの様かよしずるきゅん」ですかね。

Cyc公式
まるごと MinDeaD BlooD 通常版





 園原姉妹はお互いが共に在ることでバランスを取っていたのかな。どこまでも人間臭い麻由は、麻奈がいたから吸血鬼を志向出来た。麻奈は逆に麻由がいることで辛うじて正常でいられた。
 このバランスが崩れると、たとえば麻奈はしずるでさえも(色んな意味で)腐敗させることが出来得てしまう。

 麻由はありさ付きですし、適当にそこそこの男を捕まえれば割りとやっていけそうかなー、とも思うんですが……東先生の例もあるしどうだろ。もしも田上みたいなのをうまく麻由が取り込んだとしても(本編では麻奈が血を吸ったからフリークス化した)、人として生きる術や、人としての幸福は結果的に彼女を蝕むだけなのだろうな、とも思う。

 いかん、やっぱり園原姉妹は死なせてあげることぐらいしか救いが見出せないよ('A`)
 “救い”と書くと大仰ですが、つまりはどうやっても緩慢な狂気に置かされて、それでも永遠を生き続けられてしまう不幸しか見出せない。

 いや、でも麻奈抜きでしずると麻由のカップリングであれば、まだいけそうかな。両親と妹(と佐伯)さえいなければ、吸血鬼エンドでも人と関わり合いながら生きて行こうぜエンドでも、どんと来いのような気がする。

 ……麻奈はなー、彼女に限りませんが、「二人っきりで永遠を過ごす」という状態になったら救えないのでしょうね。
 これは麻奈に限らず、吸血鬼ものの、永遠の生命がお題にある作品の十字架かな、とも思う。もっと言えば人の業の、恐ろしさ、とも言えるし、やっぱり人類はアンチスパイラルに管理されるべきだよ、とかが結論に来てしまいそう。