雑記とか その22

 アニメはマクロスFを、漫画はベルスタア強盗団2~3巻、朝霧の巫女5巻を、ラノベ電波的な彼女を、それぞれ消化。

 伊藤明弘さんの漫画はどれもそうなんですけど、とぼけたキャラクターやその掛け合いのお陰で、緊張感を含んでいるはずの銃撃戦があっても剣呑な雰囲気をスッパリ消して、様式美の世界に変貌させてしまう。
 けれど、クライマックスには「これしかない」緊張感も外連味もたっぷりのアクションシーンもしっかり描く。

 緩急の付け方が、うまい漫画家さんです。

 ベルスタア強盗団もこの例に洩れない作品で、いつものB級っぷりを見事に発揮してくれていました。

 難点も目立つので軽々しく他人にお勧め出来はしないのですが、「俺はB級アクションが好きだ、あとビッチも大好きだ!」という漫画ファンと西部劇ファンを兼任されている方なら楽しく読めるのではないでしょうか。

 朝霧の巫女は……「やるなー」という気持ちと、「悪趣味だなー」という気持ちの両方が。
 要はさ、ハッピーエンドの、めでたしめでたしの否定といっても、いいのかもしれない。

 人生は戦いですよ、それは何も得るものがなくとも行い続けなくてはいけないものですよ、ということなんだろな。

 寄る辺なき者の末路がどーのこーの、ではなくてさ。

 電波的な少女は、面白かった。ただ、これ、たぶん、ちょうど直前に書いたことと被っちゃう気がする。やるせないね。

 そんな感じでした。