読書感想文

『Live Flowers』天根和幸(あかばらさ)、容(詩架)、水無瀬(詩架) 感想

ちょっと変な題の記事。本書は一応『詩架』さんで発行されているのですが、企画当初は天根さんと容さんの合同誌の予定だったとのことで、こんな形に。 正直読むまでは「吉井和哉のトリビュート本」ってなんぞや、と思っていました。いやなんとなくは分かって…

『埒外』詩架 感想

先日のSUPERCOMICCITY関西18にて頒布された『詩架』さんの新刊。五つの掌編から構成される本書。 まずデザインが美しい。表紙デザインは『あかばらさ』の天根和幸氏。夏であること、そして”埒外”であることがよくよく表現されています。収録作のどれとも世界…

『聖少女』著者:倉橋由美子 感想

あらすじ 交通事故で一時的な記憶喪失に陥った未紀。残されたノートには少女小説じみた情事の記録があり、これを手がかりに青年Kは未紀という人間を紐解いていく。 聖少女 (新潮文庫)著者:倉橋 由美子販売元:新潮社(2008-01)販売元:Amazon.co.jpクチコミ…

「幸せはまるであたたかな銃のようで」の感想文

「ギヤマンの鐘」様のCOMIC CITY新刊「幸せはまるであたたかな銃のようで」読了致しました! テレビアニメ「TIGGER&BUNNY」の二次創作同人誌で、虎徹に寄り添った内容でした。 ・「革命後夜祭」(ギヤマンの鐘様公式サイト) ・リブレット特設ページ 以下長い…

『ハローサマー、グッドバイ』感想

どこかの惑星、そこに住んでいるヒトガタの知性体、(この世界には当たり前に存在している)不思議生物たち、独自の科学技術体系(とはいえ20世紀半ばぐらいの地球もどき)。 本作のこうした設定群を踏まえた上であらすじを書くと、 隣国との戦争が激化す…

『デュラララ!!』の感想文です

“黒いバイク”という都市伝説、徐々に廃れつつあるも今なお厳然として存在するカラーギャング、そして普通の高校生。 様々なものを内包した街・池袋。そこで繰り広げられる、歪んだ恋の物語。 というのがあらすじ。 何やら「歪んだ恋の物語」というのは公式の…

『とらドラ10!』の感想文です

というわけで、とらドラ!本編は今回で完結。 作中の端々やらあとがきやらでスピンオフでの続刊は匂わせていますが、おそらくもう竜児と大河のふたりを中心とした物語、というのは描かれないのでしょう。 短編でも何でも「完成された関係性」とか「完成され…

『ロウきゅーぶ!』の感想文です

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)クチコミを見る 七芝高校へスポーツ特待生として入学した長谷川昴。 念願叶って新天地へやって来た昴だったが、しかして入学から一週間と経たず彼の所属するバスケ部は一年の謹慎を言い渡されてしまう。 すっかり腐っていた彼のもと…

『とらドラ9!』の感想文です

今回、とらドラ!の軸となる部分については大きな進展があり、本作がどのような方向に向かおうとしているのか、明確に示されていました。 “青春”とひと括りにまとめてしまえば、確かにその通り。ただ、この言葉って様々な要素を内包していて、「青春がテーマ…

『紅 kure-nai』の感想文です

アニメが面白かった分、そして欠点がありありと見えてしまっていた分、実のところ原作にはあまり期待していなかったのですが、十二分に楽しめました。 諦観を抱えアウトサイダーとして生きようとする少年が、自分とは真逆の性質を持つ少女と出会い、生きる喜…

『とらドラ8!』の感想文です

前説的なアレコレはあっちに代えさせていただきたいんですが、どうか。 前の7巻がカタルシスに欠けるというか、モヤモヤとした欝憤を溜めに溜める回でして、「作劇上ここで溜めてクライマックスで噴出させるのだろうなー、助走長いなー」なんてことを思った…

『Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話-』の感想文です

Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話- (書籍) ライトノベル - livedoor Blog 共通テーマ

『とらドラ7!』の感想文です

パズルのピースを嵌め込んでいました。 あるいは偽物の天使、偽物のサンタクロース回。それが本物かどうかではなく、労わる心がそこにあればそれでいいのだー、ということでして。 ライトノベル - livedoor Blog 共通テーマ とらドラ 7 (7) (電撃文庫 た 20-…

『とらドラ6!』の感想文です

まんじゅうこわい。みそじもこわい。たらこもこわい。 ライトノベル - livedoor Blog 共通テーマ とらドラ! 6 (6) (電撃文庫 た 20-9)

『レンタルマギカ ~魔法使い、貸します!』の感想文です

アニメ第1話を観たあとで我慢ならずに購入。まぬけづらのお目当てはヘタレっ子と猫とツンデレだったんですが、ツンデレ分を通り越してヤンデレ分まで補給出来ました。 まぬけづらの読後感的にはPCゲームの燃えゲージャンルにかなり近かったんですが、ジャ…

線研ブックレットが面白いです。

この前のコミケで無料配布された同人誌・線研ブックレット。身内贔屓があるのは否めませんが、個人的にはかなり楽しめました。

『DDD2』の感想文です

鬱々としている物語を期待したらエセ青春モノになっていました。つか、「実は昔、天才バッターと呼ばれていた」とかいう変てこ設定はS.VS.Sだけのために用意されたのか、またはもっと深いところまで関わってくるのか。 DDD 2 (2) (講談社BOX) ライトノ…

『とらドラ5!』の感想文です

いやー、ゆゆぽ(なんかニックネームらしいぜ)の描く女の子はみんな強いのよね、やはり。 男子は男子で若干オツムや芯が弱いようでいて、筋は通しますし。この、「不安定のように見えて実は足もとのしっかりしている」みたいな思春期の男の子女の子たちを媚…

『とらドラ・スピンオフ!』の感想文です

今回のお話はつまりこんな感じ。 ひたすら甘ったるーいラブコメが展開されているだけなんですが、記号的なキャラ立てがとっても巧くて、かつ主人公の幸太が天然二重人格(というよりギャグ漫画によくいる皮肉を利かせたボケキャラみたいなイメージ)であるため…

「ブログ同盟線研puresents ~線研彙報~」の感想文です

更新中

「涼宮ハルヒの憤慨」の感想文です。

封仙娘々追宝録「刃を砕く復讐者(下)」の感想文です。